うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。
村山 美枝子
2006年
信州中野に行って来た。
高速道路で20分、インターで降りてから5分、
目指す先は、畑の真ん中に立つ、巨大なハウス。
妙高と違い、雪はないけれど切るように冷たい風に身をすくませて
走りこんだところは
お花畑。
いえいえ、よーく見てください、
花の合間に見え隠れするのは
いちご!
そう、ここは信州にあるいちご農家です。
ところどころに赤い実が見える畑の中で
作り手の丸山文子さんが、熱く語ってくれたのは
水栽培ではなくて、土に植えた土耕にこだわっていること、
苗の中も温水を通して、いちごを凍えないようにしていること、
そして、この小さい青い実が、大きく赤いいちごになるまで、約40日もかかること。
ゆっくり、じっくり熟すいちごは、糖度も高く、実もしっかりした極上品になるそうです。
形が悪いいちごのほうが、赤くなるのに時間を要するので
お味はとっても良くなる、というお話も、
なんだか自分と重なって、うんうん、と、頷くことしきり。
2万5千株のいちごが、赤く色付いたところを
見られるのは来月、
なんでここに行ったのか、というのは
またのお話しです。
シンユウ、ときいて思うつく漢字はどれですか?
親友
心友
信友
昨日やっと、2/3が
3/3になった。
暮らす地も、
仕事の分野も、家庭環境も、それぞれが違うけれど
そして顔をあわせるのは何年と言う歳月の中で数回だけど
会えばこぼれる笑顔と
数年の壁をぴゅーんと飛び越え
いとも簡単に始まるトモダチ会話。
ああ、
なんて素敵なタイムスリップ。
昨日到着したときよりも
うーーんと若い顔になっていますよ、K元・T橋・H口クン!
そう、
この頃のように。
撮影 高橋正一
帰りの車の中で聴くアビーロードは
いつでもできる時間旅行の切符となることでしょう。