うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。
村山 美枝子
2006年
うーーーん、
ううううぅぅぅーーん、
今、シャチョーは憂鬱です。
自分のしでかしたことの重大性に、頭を悩ませているのです。
そう、
ここにも
あそこにも。
Morryが新たな卵を産んだ、
しかも、虹鱒さん生息側の池に。
大掛かりな移殖計画を立て、
現在シャチョーの頭はグルグルです。
どなたかよいお知恵があったなら、
どうぞシャチョーに愛の手を。
〈其の壱〉
小さい頃過ごしたのは小さな城下町で
2本の川と、お堀を中心に
碁盤の目のようになっている、雁木のある町だった。
ひとつ辻向こうには大きな料亭があり
そこの名物料理は、鰻だった。
明るさの残る夏の夕方、学校からの帰り道の小さな辻は
鰻を焼くいい匂いがいつも漂っていた。
たまにウチの裏の川に、逃げ出したか、流されたか、
鰻が泳いでいる事もあったりして
近所の仲間と橋の欄干から
身を乗り出して眺めていた。
板前のT中は、そこに21年勤務して
それから縁があり、ウチにきた。
もちろん鰻はお手の物である。
(其の壱)
ウチの露天風呂の脇にある
山椒の木が、今年はやけにたっぷり美しい実をつけた。
で、
1 + 1
その答えは
『鰻丼』。
国産の鰻を香ばしく焼き上げて、
通常のお食事に追加していただけます。
一人前 2,000円
ご予約の際、お申し付け下さいませ。
ご昼食にもお召し上がりいただけまして
鰻ご膳は4500円でございます。
温泉 de 鰻、
モチロン、温泉入浴付きです。
ご予約は
0255(87)2036まで。
ただし、売り切れ御免の季節もの、
8月いっぱいの限定プランです、
どうぞ逃さぬようご賞味下さい。
米どころ新潟は、餅菓子が美味しい。
べったりしてなくて、サクッと歯切れのいいおもち、とでも言いましょうか、
米の旨さがそのままズバリ表に出る。
いつも新潟市内から遊びにいらしてくださるY川さん、
先日いらしたときにおねだりしておいたものを
ちゃーんと覚えていてくださった。
そっけないほどのこの包みの、
中身はこちら、
『きふくもち』
いそいそ蓋を開ければ、
ふくふくした赤ん坊が並んでいるようで
思わず口元が緩む。
お豆の香りがする上質のあんこがたっぷり入っています。
おおぶくの薄茶で頂きましょ ♪ と
久しぶりに抹茶茶碗を用意します。
あ、シャチョー、
先に食べないでよぉ、
あっ、黄な粉、下に落としてぇーーー!
私の声を背中で聞いて
二つ目を手に、一体どこへ行ったやら。
夏がやってくる、
暑い暑い、夏。
ここではそうでもないけれど、
多くの地域では冷房がんがんの日々が始まるのでしょう。
で、考えた。
『薬膳しゃぶしゃぶ』
冷房対策には、血行をよくして、胃腸にやさしいものを、
暖かく召し上がっていただきます。
お値段は7月のみの特別プランということでしたが
大好評につき、再登場となりました!
1泊2食
6,000円(4名さま1室ご利用)
7,000円(3名さま1室ご利用)
8,000円(2名さま1室ご利用) 税別価格です。
(休前日は2,000円アップになります)
お日帰りは3,500円で承ります。
お子様料金は、いずれも大人料金の70%です。
9月16日から9月30日までの
1日5組限定プランです。
暑さに打ち勝つ身体を作りにいらしてください。
《お献立》
ご予約はお電話で。
0255(87)2036です。
あの震災の年、
悲しいことや、辛いことが
これでもか、というように押し寄せてきて
ともすると押しつぶされそうになった日々。
それでも、一歩一歩、前に進んできた今日
素晴らしい知らせが届いた。
あきらめず、
心病むことなく、
屈強な精神ですすむ、と、いうことを
形にしてくれた、Martinaに,
心から感謝の念をささげる。
Thank you so much Martina for showing us the way to live
and the way that Onishi’s done.
I miss your smile under the sunshine of the hottest August in Akakura where we were together holding each hands and hearts.
See you soon in RURIKO.
先日、何を思ったか、いきなり軽トラで出かけていったシャチョー、
かえってきたその手には、なんと、虹鱒。
曰く、「池の藻が増えてきたから、虹鱒が食べてくれると思って。」
と、玄関脇の金魚池にいそいそ放した、から
さあ、大変!!
板前が吹っ飛んできて言うことには
「虹鱒は肉食である」
ゆえに、藻は食べない。
ゆえに、小さい金魚は食べられてしまうかもしれない。
一番の危惧、それは
モーリーが卵を産んだら、子供は全部食べられてしまうであろう。
・・・・・・・・・・、
ひぇぇぇぇぇぇぇーーーー!
さあそれからが大変、
虹鱒の隔離大作戦。
多少は責任を感じたか、
口数少なく、手は動く。
スタッフ全員、ため息交じりに
「シャチョーのやることだわね」。
帰ってきた平和な日々の中、無事モーリーの産卵も終わり、
今日も香嶽楼の電話のBGMはカエルの声です。