「これ、知ってるかね?」
大鹿村の竹田商店から届いたのが、これ。
あけび?
いえいえ、こちらの人には“ぽっぽ”と呼ばれる木の実で、
甘~い香りが部屋いっぱい。
標準和名ぽーぽー
剥くと、黄色い果肉がとろとろで、マンゴーのよう。
「今日が食べ時だよ!」、
こんな山の中で、南国の味、
不思議なフルーツ、初体験♪
まだまだ世の中、知らないことがたっくさんあるの・デ・アール。
うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。
村山 美枝子
2006年
「これ、知ってるかね?」
大鹿村の竹田商店から届いたのが、これ。
あけび?
いえいえ、こちらの人には“ぽっぽ”と呼ばれる木の実で、
甘~い香りが部屋いっぱい。
標準和名ぽーぽー
剥くと、黄色い果肉がとろとろで、マンゴーのよう。
「今日が食べ時だよ!」、
こんな山の中で、南国の味、
不思議なフルーツ、初体験♪
まだまだ世の中、知らないことがたっくさんあるの・デ・アール。
ワタシは、あっちこっちに、いろんなモノを持っている。
ワタシの畑(しかも各種)、
ワタシの漬物置き場、
ワタシのりんご畑。
で、ここは、ワタシの葡萄畑。
姫川原地区にある、葡萄の名産地にあるU野さんち。
鳥坂葡萄、という、とてつもなく美味しいものが出来る地だが
‘葡萄農家’というものは存在しない。
家族で代々裏庭にある葡萄畑を守り、
ホンの短い期間だけ、自宅の前で売りに出される。
気をつけていないと、あっという間に収穫時季が過ぎてしまうので
夏がそろそろ終わるかな、という頃に
「葡萄、採れだしたらおしえてね」と、脅しの電話を入れえておく。
今年も「そろそろいいよ」の電話を待って
車を飛ばしてやって来た。
店(というか、小屋)中が、葡萄の甘い香りでむせかえる。
4kgね、おまけに1kgいれといたよ、
と、商売っ気のない言葉に
ありがとーーー!
U野のお父さんがやってきて、
「これ、遊びで作ったったんだ、食べてみない。」と
差し出してくれたのは、直径4cmもある大粒の葡萄。
竜王、という名前の葡萄で、売り物ではないという。
これがまた、甘さが蜜のよう。
帰りの車の中の、甘い香りに酔いながら
今年も美味しくいただけることに、感謝するワタシ・デ・アール。
先日のお客様は、「きのこのホクト」様ご一行。
お泊りの翌日、笹ヶ峰にご一緒させていただきました。
秋晴れの、雲たなびく高原に集合で
さあ、出発。
で、
数時間後の集合場所に集まってきた彼らの手には
きのこ!
きのこ!!
きのこ!!!
そう、目的はただの一泊の宴会、ではなく
きのこの勉強会、でございます。
採って来たきのこを並べ、
匂いをかいだり、
本と比べたり、
みなさまの目は、真剣そのもの。
高原の爽やかな風に吹かれて、
さぞや観察も、はかどったことでしょう。
これからきのこの美味しい季節、
当館では、せいろ蒸しにたっぷりお出ししております。
どうぞお味見にいらしてください。
でもね、ご注意、ご注意、
道や、森に生えているきのこは
決して素人判断で採らないでくださいね。
ワタシだったらナニしたい
を、形にしたプラン、
9月限定『老舗旅館のお洋食らんち』。
子供の夏休みも終わって、女同士のおしゃべり会、
美味しいものは食べたいけれど、お値段ほどほどで
ビールのいっぱいも飲みたいから、駅の送迎、あるといいな。
を、
ぜーんぶ叶えましょう。
お献立は
・季節の前菜
・トマトコラーゲンのスープ
・越の丸茄子のチーズグラタン
・氷温熟成牛のとろとろビーフシチュー
・ご飯、お味噌汁、お香のもの
で、気になるお値段は、3,500円(税別)です。
プラスアルファーのデザート盛り合わせは
日替わりデザート3種類のプレートで500円。
ご予約はお電話のみの受付です、
0255(87)2036
コスモスが揺れ、吾亦紅が咲く、秋の気配の高原で、
ゆっくりおしゃべりを楽しんで下さい。
数年前から気になっていたけれど
“ついで”の用事が全くないところなのと
そう近くもない距離なのでいきそびれていたお店、
「日本一うまいトコロテン・心太」
に、行って参りました。
メニューにはカキ氷もあったけど、
ここはやはりトコロテン。
時間が遅かったのでお持ち帰りをお願いすると
「そのままで?つきますか?」
ついて下さい。
透明感と張りのあるトコロテン、おひとつ300円。
外には山からの水が池に流れ込み
涼やかさもお味のうち。
夏も終わった感のある今日この頃ですが
あの頃の、あの夏、を思い出しに、いかがでしょうか。
先日の、ボイラー点検の為の休館日、
やっと行くことが叶いました、
「越後妻有大地の芸術祭」。
そぼ降る雨が、里山を濡らし、独特の雰囲気の中、
光の館、
モグラの館、
うぶすなの家、
田島征三・絵本美術館と周り、
子供たちの歓声に囲まれ、楽しい時間を過ごしましたが
最後に立ち寄った
倉谷拓朴の「snow country」。
たくさんの素晴らしい芸術作品鑑賞で
身も心も幾分の疲れを感じていた私たちが、
建物を一目見たときに感じた心地よさ。
一歩足を踏み入れた、そのときに、一陣の風が吹きぬけた気がした。
静寂とモノクロの美しさ、青色の哀しさ、セミの声、雨の音、
すべて一体となった静けさに、心を洗われたひと時。
ああ、私はこの為に来たんだ。
開催は9月13日まで、
是非お出かけになってください。
おめでたいニュースが飛び込んできました。
長きにわたり、皆さまのご寵愛を頂いてきましたヤス&しのが
この度、めでたく結婚をいたしました。
冬になると、どこからともなく現れて、我が物顔に采配をふるい
ワインがいーだの、地酒がいーだの、言いたい放題。
かと思えば、ちゃっかり朝食バイキングの席に座っている、
この二人を見かけた方も多いのではないかと思います。
しのが初めてウチを訪れたのは、中学のスキー教室。
それから仲間たちを引き連れてやってきて、
チーム西遊記として、遊び、働き、また遊び、
文字通り、青春を謳歌していた子が、
色んな経験をする中で、泣いて、笑い、大人になっていきました。
へらへらした見かけとは違う、
多分たくさんのご家族の愛情を受けて育ち、
良識・常識がきちんと身についた、しっかりした芯を持つ子でした。
人の縁とは、他人がどう願っても、叶わぬときもあるものだから
口に出したことはなかったけれど
どんなにこの結婚を望んでいたことでしょう。
これから二人で歩む未来が、光り輝くものであることを
心より祈っています。
時として、辛いことがあったなら、
どうぞ、赤倉で過ごした二人の時間を思い出し、
微笑みあって、乗り越えていってくれたらと
赤倉のハハは、願うの・で・アール。
昨夜から、ちょっぴり弱っていたワタシの気持ちを
最高にハッピーにしてくれたことに感謝します。
いつでも帰っておいでね、ここはいつでもあなたたちの、ふるさとです。