新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。

村山 美枝子
2006年

秋の音

ウチの裏で、朝から鳴り響く耳障りなチェーンソーの音、

それは、秋の音。

 

なぜって

それは、冬に備えて、暖炉の薪を作る音。

 

ごろごろとした大きな塊を、

均等の太さに切っていく

根気の要る仕事です。

 

ひと冬一度も絶えぬ火を、

守る人たちがいて暖かさ、

多くの方々にお楽しみいただけますように

今日も響く、秋の音。

 

 

美味しい秋

ウチからでも山が赤く見え始め、毎日色んな贈り物が届く。

玄関は燃えるような蔦。

こんなとき、

美味しいものは、どこにある。

 

越の丸茄子、ここにあり。

 

新潟名物「くるま麩」、出番待ち。

 

庭の茸の乾燥具合も上々で

美味しい秋、

ここにあります。

 

 

 

 

紫陽花のリース作り

恒例の、紫陽花のリース作りが、始まりました。

色とりどりに紅葉した紫陽花で

 

この世でたった一つのあなたのリース、

作ってみませんか。

 

10月18日までのワークショップ。

お持ち帰りのリースを含めて

参加費1500円、

お申し込みは

0255(86)3911

妙高市観光協会まで。

 

 

 

 

70年代の風

先日出版された写真集が届いた。

70’HARAJUKU

この頃小学生だった私は、

大きな休みのたびに遊びに行っていた従妹の家から

ブタの貯金箱に貯めたお金を小さな鞄に入れ、

3歳年上の従妹と、キディランドに行くのが、なにより楽しみだった。

大きな買い物なんでできないから、

シールや、鉛筆や、ノートくらいだったけど

田舎の小学生には、ビル全体が、宝箱のようにキラキラ光っていた。

 

この写真集の後半の時代は、代ゼミ原宿校に通いながら

サーティンワン、ヘンリーアフリカ、バンブー、カフェドロペ、ゼストは

私たち仲間のお茶の間だった。

ケータイ電話がない時代、約束がなくても、どこかに行けば仲間に会えた。

卵の黄身色のシビックに乗る、かっこいいオネーさんや、

ビリヤードが上手な、長髪のオニーさんを横目に目ながら

いつか自分もあんなふうになれるのかしら、と

心ときめかせた時代。

 

期せずして、友人の若い頃の写真を見つけて

なぜか胸が詰まった。

 

私の体を、70年の風が、吹きぬけていった気がした。

 

秋の初めの週末に、元気を頂いた本でした。

しばらくは図書室に置かず、フロント前の火鉢のところに置いておきます、

どうぞ、お風呂上りに、手にとってご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

ほかほか湯気の「土瓶蒸し」

この季節、やはり、一度は頂きたいのが

土瓶蒸し。

 

残念ながら国産松茸たっぷり!と、いうわけにはいかないけれど

そこは板前の腕の見せ所、「松茸入り・きのこたっぷり土瓶蒸し」で、ございます。

注文でお作りしますので、ご予約時にお申し付け下さい。

1人前1,500円(税別)です。

 

この時季、ここニッポンでしか味わえない土瓶蒸し、

どうぞご賞味くださいませ。

 

 

山は豊作

今年の山は豊作で、どんぐりや栗が成り年だそうですが

ウチの栗(正しくは、となりのS男ちゃんチのだけどね)も

ポトリポトリと落ちてきて

まるまる太った実が入ってます。

 

で、

これが、

こうなる。

採るはタノシ、作るはクルシ。

手にはタコができ、たまに失敗するので、眉毛に栗がついたり、

この時季、ワタシが不機嫌なときは

「ああ、栗、剥いてるな」と、思ってください。

 

朝日を浴び、色鮮やかな蔦を見ながら

今朝も栗拾いのワタシ・デ・アール。

 

 

 

フロリダの香り

昨日お泊まり頂いたU様はフロリダからの御来館。

家族4人でそれはそれは楽しそうにお過ごしになられ

今朝、帰り際に

「とっても楽しく過ごしたから」とおっしゃって差し出されたのは

マフラーとドライマンゴー。

 

日本に来て、あんまり寒いから買ったのだけど

フロリダでは必要ないから、と。

そして、ドライマンゴーはなんと自家製。

お庭に生えているマンゴーの樹からは、1kgにもなる実が採れて

せっせとドライにして楽しむのだとか。

 

市販のものより硬い実を裂いて。口に含むと

フレッシュなマンゴーの、甘い香りが鼻腔に広がる。

生まれてはじめてのhome made dried MANGO。

 

Thank you Mama.

Wish you have  nice trip in Japan some more days , and see you again.

 

山は寒さで日に日に染まっていきます。

マフラーがない首元が、どうぞ寒くないように。

 

 

 

 

 

 

第20回 天心サミット開催

週末なのに、大きな荷物がどさどさ届き、

梱包を解くと、大きなパネルが数十枚。

一体なにごと?

 

平成27年度第20回天心サミットin新潟

の、展示パネルの搬入です。

日本近代美術の祖「岡倉天心」ゆかりの地、

妙高・茨城・福井・横浜の4顕彰会が、毎年順番で、各地に一堂に会し、

その功績を讃え後世にその遺徳を伝承する「天心サミット」が

今年妙高の開催で20回の節目を迎えます。

 

今回はより多くの新潟県民に知っていただく契機とすべく

新潟市内で開催する運びとなっての、パネル運搬作業です。

10月3日~4日、新潟メディアシップにて

記念茶会やフォーラムが行われます。

 

どうぞ、芸術の秋、

天心先生の足跡を、追ってみませんか。

 

 

 

蔦の彩り

朝、起き抜けに、さむいさむい、と思ったら

赤倉で、一番早いウチの玄関の蔦の紅葉が始まりました。

一枚一枚がそれぞれの彩り、

競い合うかのように、朝と夕方、色が変わっていきます。

 

今年の見ごろはいつ頃でしょう、

お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

秋の尾っぽ

連休が慌しくすぎ、

気がつけば、山はもう、秋。

色とりどりのススキが、秋風にそよぎ

山葡萄の葉が色付きはじめ、

山はもうすっかり、実りの秋の風情です。

 

銀色ススキ、金色ススキ、赤いススキが

透明な風の姿を、私たちに垣間見せ、

光に透けるその美しさに、

じっと佇んで見入る時間を、私にくれます。

 

秋の時間は短く、掴もうとする手をスルリとすり抜けていきます、

どうぞ、秋の尾っぽを捕まえに、お出かけくださいませ。

 

 

 

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