うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。
村山 美枝子
2006年
ゼラニウムって、実は苦手な花でした。
それが最近思いを変えました。
なぜって、
似合う居場所にいる姿が、とても美しいことに気づいたから。
松本で、老舗フランス料理店を営む大叔父は
ヨーロッパが大好きで、かの地の窓辺によく飾られているこの花と、
庭に咲き誇るライラックが、大のお気に入り。
ライラックはウチの庭も良く映えるので、すぐにも植えましたが
正直ゼラニウムはね・・・・と、思い
母がせっせと鉢植えするのを横目にみていましたが、
ウチの廊下で、雪の白さをバックに、冬の陽ざしに照らされている姿を発見。
とても美しい。
長い寒い冬の、雪が降る薄暗い日に、
この花を愛でる人々の気持ちが、すこしわかった気がしました。
キャロット・ラペ
おろしてビネグレットソースあえ
レーズンはレモンでふっくらともどす。
ポタージエ
あえてブイヨンでなく、水のみで煮る、
自然の甘みを感じられるように。
本日は晴天なり
・・・・・と
気になるのは
未だ雪囲いの中の『紅葉山人碑』
の
足元の
陽だまりに、
コロンとへばりついている
これこれ、この子。
あ、かわいい
と、思ってるアナタ
一度食べると病み付きになり
あ、美味しそう
と、なりまする。
今日はお日帰り席のＴさまのお膳に
しっかり、主役をはってます。
春の神さまに感謝しつつ、「いただきます！」。
さて、
先日より、地場産のやさいの美味しさにほれ込んで
新しいページを立ち上げました。
名づけて
別名『若女将のｓｌｏｗ ｆｏｏｄ通信』。
こちらもどうぞのぞいて見てください。
意外と知られていないのですが
ウチの3階の廊下からは、お向かいの関田山脈が正面に見えます。
いつもだったら天気のよい日の夜は
今季はスキー営業をなさらなかったパインバレースキー場の
ナイターの光が見えたものです。
淋しいかぎり・・・
みんな、
ウィンタースポーツしましょうよぉ！
生でかじると、やさしい甘さ。
小さいのに、しっかり蕪の味と香り。
スープ
冷やしたものに、生クリームをそえて。
乳脂肪がかたまって、舌触りが気になるので
あえて、牛乳でのばして。
ふりかけ
ほろ苦さは残したいので、甘さは加えず。
滋味あふれる味わいになりました。
田中さんちのハウスを出るとき、ちょっと気になった風景に出会った。
ごろごろ転がっているのは
紛れもなくにんじん。
「これ、どうしたんですか？」
と、問うと
「割れたりして出荷できなくなったヤツさ。
見た目はわりぃんだが、雪の下になっていたヤツだから
甘くって美味しいんだけどねぇ。」
・・・・・・・・・
頂いてきましたとも！
コメ袋に詰め込んで3つ分。
さてさて、何になるのかな？
お楽しみ、お楽しみ。
春から香嶽楼でお出しする農家直送野菜献立レシピをご紹介するブログです。
はてさて、どんなブログになることやら。
どうぞお楽しみに！
この感動を、どうお伝えすればいいでしょう、
人参であって、人参ではない、
この力強い甘さ。
露をはじく葉の張り。
空に向かって伸びる生命郡。
発光しているかのような、輝く緑。
いとおしむ指。
この大地の力を
わたし、あなたに分けてあげたい・・・
絶対に
分けてあげる
と
田中さんちの畑と、ワタシの心に誓いました。
楽しみに待ってて下さい！
久しぶりの雪の中、
Y君がヴァイオリンとカノジョをお供にやってきた。
変わらぬ爽やかな笑顔にほっとしながらも
視線は彼の手荷物。
ふふふふふふ。
武蔵野在住の彼の手土産といったら
言わずと知れた”小ざさ”の最中。
いえいえ、
決してオネダリはしてません、
若干24歳にして、香嶽楼歴16年の彼は私の好みを知っている。
包みを開ける手ももどかしく
包装紙をズタズタにして怒られるのもいつものコトさ。
現われたるは二色の餡の小ぶりな最中。
村山美枝子・ミドルネームａｎｋｏとしては白餡はあんまり好みでないのだけれど
こちらのは程よい甘さと豆の香りでとってもｽｷ。
数ある最中の中でも、香ばしさと、餡の風味が私の好み。
学生時代から慣れ親しんだ街の、懐かしい味を
今度はお客様から運んでもらい、しばしのタイムスリップを楽しんで
（そう、ｃｈａｃｈａHｏｕｓｅ・西海岸・ジョージティファニー。
ジョンレノンの訃報も吉祥寺のレコード屋の、FEN放送で知りました）
あんこに元気を頂き、今日もワタシは元気です。
