うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。
村山 美枝子
2006年
キケン、キケン、
この野沢菜は、とっても危険!
ウチの賄い師・A井ちゃんの作る「野沢菜炒め」は、危険極まりない。
常連さんに、
「他はなーんにもいらない。コレさえあれば!」
と、いわしめて、酒のツマミによし、ご飯のおともによし。
しかし、これが食べだしたら止まらない、危険な野沢菜炒めです。
「あ~ん、もう一膳ごはんくださーい!」と、涙の懇願を何度きいたか、
「う~~、もう一本、つけてくれ。」の、痛恨の訴えを、何度きいたことでしょう。
ふふふ、
あなたも、香嶽楼の野沢菜の罠に、かかってみませんか。
最後の樽に手をつけて、そろそろ半分きたところ、
次の週当たりが運の分かれ目。
お着きになったらまずはリーチをかけておいたほうが無難ですよ~。
ウチでお出ししている甘酒は、地酒の酒粕を使っております。
君の井・鮎正宗・千代の光の、各酒蔵から分けていただいているのですが
本日は、上越は柿崎にある代々菊酒蔵さんの『吟田川』(チビタガワ)のもの。
と、いうのも
ウチの女将は、米どころ頸城村出身。
そこにある『坂口記念館』館長・宮嶌さんが
たっぷーーーり送ってくださって、その香りのいいこと、この上なし。
また、坂口謹一郎先生のお孫さんの坂口先生が、
以前、避暑がてら、当館にひと月も滞在されたご縁もあり
今日からしばらく、当館はこれでいきますので
いつもとチガウお味をお楽しみ下さいませ。
ここ数年お付き合いのある、インバウンド専門旅行社の
イクシムトラベル・H瀬さんは、野沢温泉駐在です。
本日お客様をピックアップにウチに来る、と、言うので
早速お願い♪
「マンジュウ」
「ミセハドコノヲ?」
「モチロンフキヤ」
で、
にこにこゲット。
もちもち&こしあんで、とっても好み。
でも、彼いわく
「坂屋さんの前の店のも評判いいですよ」。
言わなくてもいいことを・・・。
「じゃあ今度はそっちね、いつ来る?」。
このH瀬さん、見かけはチャラオだけど、とても真面目で熱い青年です。
野沢に行かれたらオフィスに寄って見てください、
とっても美味しい珈琲がありますよ~。
「山の上で食べるタマネギは、そりゃーうまいんだよ」
は?
「スキー担いでさ、雪山登るだろ」、
なんで?
「新雪、滑るためさぁ」、
はぁー、
「でな、ナップサックにビールとタマネギ入れてくんだよ」、
おにぎりとかは?
「いや、たかが2時間くらいだからさ、それは要らないんだよ」
んで?
「うえ、のぼった時にさ、食うタマネギがさ、もんのすごく旨いんだよ」
うまいって、生のタマネギ齧るの?
「そう、生。」
辛くないの?
「甘いんだよ、焼き芋みたいにほくほくしてさ」、
!!!
へえーーーーー!?!!
昨夜、第二の家族、お隣のSおチャンが来てのお話です。
赤倉では有名なスキーヤーの彼は、若い頃、忙しい合間を縫っては
新雪を滑ることを無上の喜びとする仲間達と、こんな楽しみ方をしていたそうです。
先輩から代々伝わるタマネギ齧り、最初はおそるおそる口にしたそうですが
その美味しさに感動さえ覚えたといいます。
今は昔、40年も前のお話ですが
晴れわたった青空の下、編み上げブーツとカンダハーのスキーで
雪煙あげながら、滑降していく彼らの姿が目にうかびます。
そういえば、リフトの下を滑っていく姿に憧れたなぁ~、
久しぶりに、ゲレンデに出たくなりました。
どなたか、
ワタシヲスキーニツレテッテ。
この春のお題目は『上越産のえちご姫』。
え、
何の話かって?
決まってるじゃないですか、
”女将のスイーツ・宿かふぇ”2012年・春バージョンですとも!
で、
早速撮影会です。
持ち寄った各女将お手製のスイーツの、それは美味しそうなこと!
ババロア、ムース、ジュレ、パイそして白玉有りで
いつのまにかワタシは、スプーンとフォークを握り締めていましたさ。
上越の「あるるん畑」さんからの苺も、ぴっかぴかで
お部屋の中は、甘酸っぱい香りでいっぱい。
えぇ、いただきましたトモ、全種類♪
詳しくはお写真とともに後日御紹介いたしますが
4月から再開の宿かふぇです。
是非皆様、温泉とスイーツをお楽しみに、お出かけ下さいませ。