新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。

村山 美枝子
2006年

かんずり酒盗

おいしいもの、見っけーー!

と、

思わず嬉しくなった一品。

Syutou
『かんずり酒盗(しゅとう)』。

 

ごぞんじかんずりが、鰹の酒盗とコラボ。

酒のツマミに良し、

ご飯のお供に良し。

 

辛いだけではなくて、かんずりの持つ麹のうまみが

酒盗のくせを抑えながら、際立たせる絶妙さ。

今日は雨降り、少し肌寒い1日を、

酒飲み日と決め込んで、ぬる燗で一杯、いかがですか?

『おいしい朝ごはん』

DSC_0025
本当に美味しいコシヒカリを、食べことがありますか?


DSC_0005DSC_0012DSC_0026DSC_0023

その土地で収穫したコシヒカリを

その土地の水で炊く。

そして、その土地に伝わるおかずで食す。

“にいがた朝ごはんプロジェクト”

 

Gohan
香嶽楼の朝ごはんは

いきいきファームのお米で始まります。

 

春の季節、おともは

ふき味噌

Fukimiso

 

上越名物、きくらげ入りのかまぼこ

DSC_0604

大粒の、妙高天心納豆

Tensin

珍味 かんずり酒盗

DSC_0602

 

お食事後は、

ゆったりとロビーでお過ごしくださるも良し、

もう一度、温泉をお楽しみになるのも良し、

今日の1日が、素敵な日になりますように。

 

 

 

 

 

山賊の季節

先週末あたりから、日中、板前たちがほとんどいない。

 

そう、

山賊の季節の始まり。

Udo2

今日はこの山、明日はあの山、

知り尽くした山里を駆けめぐる。

 

熊に気をつけてよ!

と、毎年同じ言葉で送り出す。

 

山は、春。

一年中で、一番好きな季節が始まった。

 

 

温泉まんじゅうspecial

毎日出来たての温泉まんじゅうを、

50ccバイクで、軽やかに届けに来るのは

万寿堂の、通称“まんじゅう王子”。

 

「はい、みえこさんの。」とポッケから取り出すのは

my special ♪

DSC_0507

ホカホカ湯気を立てているお饅頭で、朝チャ。

 

目下のお気に入りは、スエーデンのセーデルブレンドという

華やかなお茶との組み合わせ。

DSC_0513

お客様が「僕が扱っているお茶だよ」とくださってからのお付き合い。

なんでも、ノーベル賞の晩餐会に供されるお茶らしい。

 

今日も元気だ、アンコが上手い。

腰に手を当て、ガッツポーズで

妙高山にパワーをいただくワタシで、アール。

リラ

花への思い入れは、あまりないほうだと思う。

 

どちらかというと、葉の造詣を好み、

何かのモチーフにも、季節の楽しげな葉を使うが

ただひとつ、リラの花へは特別な思いがある。

 

松本でフレンチレストランを営む大叔父が

心から愛した花である。

 

ワイン・フランス料理・絵画・音楽、この世で彼が美しいと認めたものを

こよなく慈しみ、その楽しみや味わいをわたしに教えてくれた。

赤倉もそのお気に入りのひとつで、

「リラの花を植えなよ」

と、来るつど庭を眺めては言っていた。

 

気候や積雪で育てるのはむつかしい、と、言われたとおり

何度も折れ、痛めつけられた枝から、11もの蕾の房がついた。

DSC_0503

ライラック、と呼ばずに“リラの花”と呼んでいた彼の

照れくさそうな笑顔が、花と一緒に風に揺れた。

 

揺れる

1

 

 

2

 

3

うちの庭の木々と、

『水』

愛した人がいた。

ふとした瞬間に、想う、

この気持ちは、たぶん、生涯つづき、

気が緩むと、景色がぼやける。

 

水面と、気持ちが、揺れる朝、

大きく息をする。

 

今日も、元気に、丁寧に。

生命の力

もう、育てられんし、切ることにした。

あんたんとこの暖炉の薪に、してくれんかの。

と、

長野の自宅の庭で、りんごを育てていた

86歳の友人から電話があった。

 

もうすでに切り倒してあった木からは

緑の芽が出始めていた。

幹を池に入れてから4日目、

白い、可憐な花が咲いた。

DSC_0463
ごめんね、

でも、じいちゃん、自分でがんばって切ったんだよ。

暖かい炎にしてあげるからね、と、

切り口をさわったら、陽に照らされたそこは

私の手と同じくらい、暖かかった。

 

雪下にんじん

Snow carrots

遅い雪解け、

やっとお出ましの“雪下にんじん”、

妙高村の畑から御到着。

もちろん、生で!かじる!!

遙かな高み、雪を湛えた妙高の、大地と空の味がする。

 

のんびる

Nobiru

まぁるいたまが“のんびる”、

細いはうが“あさつき”と、教えてくれたのは

90歳の友人、通称かまじい。

 

今日の収穫はのんびる。

生で齧ると、ピリッと辛い野生の味。

くるっとまいて、天ぷらに。

どちらにしても、お酒がススム。

芽吹き

天気予報がはずれて、よい場合もある。

 

本日こどもの日、晴天。

DSC_0452
やっと、玄関先の木々に訪れた芽吹きは

これから、いっせいに春がやってくる前触れです。

GW終盤、風薫る五月の赤倉を、是非お訪ね下さい。

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930