うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。
村山 美枝子
2006年
9月に入り、暑さをはらんだ風に冷たい一陣が紛れ込んでくるこの頃、
大桐原のトマトが、旬を迎える。
車で5分、国道から登ったところに
高橋さんのトマト畑がある。
お昼近く、
もう畑に、赤いトマトは一つもなく
たわわに実ったみどりのトマトは明日の予備軍。
売切れたら大変と、急ぐ先は
光が眩しい、高橋さんちの倉庫。
「揃っているのはおわっちゃったよ」
「いいの、自宅用だから不揃いで」と
いいながら、私の場合は奥で勝手に箱詰め。
今日も元気だ、トマトが美味い、
医者いらずの赤トマト、
と、
腰に手を当て、わけの解らないことを叫ぶワタシ・デ・アール。
夏になり、ウチの前の池は飽和状態。
いつもはきれいな花を咲かせる睡蓮が
今年は葉っぱばかり大きくなって、
肝心の花は小さいのが数えるほど。
内心、金魚たちにも悪いなぁ~、と思っていたところ
昨夜は凄まじい雷雨。
池の水もあふれんばかりの勢いで、
ああ、涼しくなったと喜んでいたら
朝、出勤してきたみーちゃんが
「門の側溝に、金魚が泳いでいましたけど~」
えっ・・・・・・
すっ飛んでいったところ、確かにいました、
ウチのはんこが押してある(←ウソ)赤い金魚。
無事保護してご帰還ですが
思い過ごしか、若干ふくれっつらをしているようで、
お気に召さない環境に、抗議申し立ての脱走か。
睡蓮の葉を間引く算段を、すべきか、せざるか
じっと水面をみつめるワタシ・で・アール。