新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。

村山 美枝子
2006年

茗荷

あまた有る野菜の中で、一番好きなものをあげろ、と、言われたら

迷わず答える、

「みょうが!」。

 

隣のシゲオチャンちの裏にある雑草だらけの藪は

じつは大事な大事なみょうが畑。

今日も「もう出てるから、採っていっていいよ」との

ウレシイお言葉に、いそいそ出かけてみれば

これこの通り。

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まるまるした茗荷が、ぼこぼこ出ている。

 

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麺に、味噌汁に、おしたしに、スープに、味噌漬けときざんで“やたら”に、

なんにでもIN!

 

あっという間におわってしまう、短い茗荷の時季に、

一年分よ、と、うそぶいて

がしがし食べまくるワタシ・デ・アール。

 

ブルーベリージャム

最後のブルーベリーが届き、夏の終わりを告げ、

砂糖とレモンだけでジャムを煮る。

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火は強火、色が良くなるからね。

灰汁をとりとり数十分、ツヤツヤと光りだしたら最後の踏ん張り。

あつい、あつい、と、いいながら壜に詰め、

さかさにひっくり返して冷まします。

ラベルを貼って出来上がり。

 

ひと夏を封じ込めたジャムは、今年はいつまでもつかしら・・・?

 

 

 

大桐原のトマト屋さん

9月に入り、暑さをはらんだ風に冷たい一陣が紛れ込んでくるこの頃、

大桐原のトマトが、旬を迎える。

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車で5分、国道から登ったところに

高橋さんのトマト畑がある。

Daidouhara

お昼近く、

もう畑に、赤いトマトは一つもなく

たわわに実ったみどりのトマトは明日の予備軍。

 

売切れたら大変と、急ぐ先は

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光が眩しい、高橋さんちの倉庫。

 

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大中小、ごろごろ並ぶ、真っ赤に熟れたトマトたち。

 

「揃っているのはおわっちゃったよ」

「いいの、自宅用だから不揃いで」と

いいながら、私の場合は奥で勝手に箱詰め。

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最後に量って、お支払い。

 

今日も元気だ、トマトが美味い、

医者いらずの赤トマト、

と、

腰に手を当て、わけの解らないことを叫ぶワタシ・デ・アール。

妙高サマージャンプ

日本の一線級が顔をそろえた

「ドコモカップ第12回妙高サマージャンプ大会」が

赤倉シャンツェで開催されました。

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優勝は葛西紀明選手でしたが

われらのお目当ては、地元妙高出身の清水れるひ君。

Reru

ウチのぶた娘と保育園から中学まで、12年間の同級生。

学年40数名しかいないので、ホントにみんな仲良しで

親・兄弟・じじばばの顔まで知ってる仲間たち。

高校を卒業して、それぞれの道は分かれたけれど

幼馴染の活躍を、心から応援しています。

 

れるちゃん、がんばって!

声枯らして、応援してきたワタシ・デ・アール。

 

天心忌

天心六角堂には平櫛田中作の天心像がある。

 

普段は扉が閉まっているため、隙間から覗くしかないのだが

今日は9月2日、天心先生の命日、

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御開帳。

 

隣接する天心山荘では、お茶会を開催。

秋風が心地好く吹く中、いただいたお菓子は

やまきん製の「よわい草」。

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秋の午後のひと時、風も、お菓子も、結構でした。

夏の工房塾

東京藝大と、妙高を舞台にしての芸術コラボ、

『妙高夏の芸術工房塾』が香嶽楼で開催されました。

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作家と芸術を語る

作家と芸術を創る

をコンセプトに、4泊5日の創作活動。

 

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三浦高広塾長率いる講師陣は

油画技法材料研究室修士課程の1年生3名。

 

講師との距離が近く、塾生と寝食をともにしたこの塾、

最終日は佐藤一郎先生もいらして、和やかに解散。

「来年もまた会いましょう」と、それぞれが声を掛け合っての散会でした。

 

日々の忙しさに、絵筆から遠ざかっている方も

来年は御参加なさって、キャンバスをあなた色に彩ってみませんか?

 

天心100年忌

岡倉天心先生がこの地で亡くなられて、今年で100年。

 

法隆寺の御住職をお招きしての御法要が、しめやかに行われました。

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そよぐ風が、青々とした紅葉の葉を揺らし、

束の間、想いを100年前に馳せ、

空を見上げた一時でした。

 

合掌。

 

 

武蔵野の水音

毎年6泊なさられるU田さまからのお土産は

20cmx25cmの小箱にしてはどっしり重い。

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銘を『相国最中』とあるそれは

餡も、皮も、もちろん美味しい。

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そして

ご店主の御挨拶文も、とても素敵。

 

「多摩川の清き流れ、桜並木に枯葉の風音

四季に咲き乱れる草花。

静かな小道にのれんのあがった茶店で

渋いお茶に甘いもので散策の疲れをいやす、

そんな時代への郷愁、落ち着いた時間が欲しいものです。」

 

そう、「こんな古きのどかな時代をしのんで」いただきました、

武蔵野の風や水の音とともに。

 

空いろ

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空いろ

 

Sorairo

 

 

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空いろ

 

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空いろは、

あまりに儚く、美しく、心にさざ波をたてる。

 

空也の“空”に、色をつけた名の和菓子屋の

静かだけれど、真っ直ぐな思いを頂いた。

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老舗を守る、と、いうことと

時代の流れにのる、と、いうことは

心をしなやかにもつ、と、いうことだと感じる、

そんなどら焼きをいただきました。

 

今日も、元気に、丁寧に。

 

脱走きんぎょ

夏になり、ウチの前の池は飽和状態。

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いつもはきれいな花を咲かせる睡蓮が

今年は葉っぱばかり大きくなって、

肝心の花は小さいのが数えるほど。

 

内心、金魚たちにも悪いなぁ~、と思っていたところ

昨夜は凄まじい雷雨。

池の水もあふれんばかりの勢いで、

ああ、涼しくなったと喜んでいたら

朝、出勤してきたみーちゃんが

「門の側溝に、金魚が泳いでいましたけど~」

 

えっ・・・・・・

 

すっ飛んでいったところ、確かにいました、

ウチのはんこが押してある(←ウソ)赤い金魚。

 

無事保護してご帰還ですが

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思い過ごしか、若干ふくれっつらをしているようで、

お気に召さない環境に、抗議申し立ての脱走か。

 

睡蓮の葉を間引く算段を、すべきか、せざるか

じっと水面をみつめるワタシ・で・アール。

 

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