新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アボカド通信

山の水のクレソン

ウチの裏には、山の水の井戸があり

冷たい山水が溢れ出ている。

で、

板前が持ってきた、山の自生クレソンを

植えてみた。

ウチの水と相性がよいらしく

青々とした葉がしげって来た。

 

毎朝つんでも、次の葉が出てくるから

まだしばらくはクレソンサラダが楽しめる。

 

山の水が育てたクレソン、

売っているものより、うんと濃い味がする。

妙高の自然に、感謝。

 

 

ふきのとうのお話

ふきのとうの

白い花はめすふき、

黄色い花はおすふき。

 

雄ふきが、粉を作る役目を終えて枯れる頃、

雌ふきが、ぐうんと背を伸ばす。

そして、

風に乗って綿毛を飛ばし、

地面に落ちた種が、あちらこちらで根っこを出し始める。

 

雄ふきも、雌ふきも、お次の仕事は葉っぱの育成。

根っこをうねうね伸ばし、葉を茂らせる。

おひさまをいっぱい浴びて

来年もいっぱいのふきのとうが顔を出すかな?

 

 

美味しい霧

一瞬で、あたりに立ち込める、

霧。

 

うっすらと向こうが透けて見えるが

山から降りてくる風の流れで

ゆらり、と、動くと

目の前の視界が途切れる。

 

田んぼにも、広がる霧。

 

この霧が、美味しい米を作る。

 

妙高を訪れた際、この風景に出会えたら

この霧が作る美味しさに、想いを馳せ

楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

香菜・友の会

世にあまたある食べ物の中で

これだけ

だーい好き♪

見るのもいやっ!

に分かれるものも珍しいと思う。

 

その名は

香菜(シャンツァイ)別名コリアンダーまたはパクチー。

 

口に入れた瞬間にアジアに吹っ飛ばされる清涼感、

ウチのシャチョーはこれを偏愛していて

生でむしゃむしゃ食べて、極楽の顔をしている。

 

残念ながら、ここでは生が手に入りにくいので

たっぷり送ってもらったもので

レモンやピーナッツ、青唐辛子が入った

グリーンペーストを作る。

 

どうやって食べるかというと、

カレーはもちろん、塩焼きした魚、鶏肉、

フライドポテト、焼きそばと、相手を選ばず、

あっという間に、モンスーンのかの地に連れて行ってくれる。

 

ただ、にこにこお出ししても

げっ!

と、なる方も多いので、

香菜・友の会を発足いたします。

合言葉は、ワレラアジアン。

ペースト欲しい方、よっといで~!

 

 

酒宴の御礼

朝、玄関に

なにやら、箱が置いてあった。

 

中身は

今がはしりの妙高山の、竹の子。

 

ははぁ、

 

昨日は妙高北小学校の運動会。

暗くなってからふらりと現れたのは

最近おじじになったK本パパ。

北小の運動会のあとは、香嶽楼の風呂に限る、

なーんて言って、一風呂浴びて

おあとはカウンターで、アーダノコーダノ

生ビールを飲んで帰っていった。

あれは、山の・・・・・・

 

妙高の竹の子は出だしが遅い。

この柔らかさが、地の物の証拠です。

ありがたく、チョーダイいたしましょう。

 

K本のムスメは6年生、今年が最後の運動会。

さて、来年は、誰の姿でくるのやら。

 

 

青少年の田植え

米どころ新潟では、子供たちが田植えを手伝う光景は

日常の風景である。

 

「きのう、オレんち、田植えだったー」、

「オレんち、来週だって」、なんて会話が

学校で、ふつうに交わされる。

自分の家に田んぼがなくても、

祖母、叔父、親戚の家にある場合、

もちろんそこでお手伝い、なのである。

 

で、

ウチの山Pのおじいちゃんちの田植えが、先週の金曜、土曜で行われた。

見たいから場所おしえてー!って

何度も言うのに、無視され続け

「写真とってきますから」、で手を打った。

 

その写真が、コチラ。

 

こちらは山P叔父&姉。

こんな風景を見ると、

ニッポンの未来はまだまだダイジョーブ、

と、思うワタシ・デ・アール。

 

山下家の皆様、おつかれさまでした、

田植えのあとのビールは、さぞかし美味しかったでしょう。

秋に美味しいお米がア収穫させることを

心から願っております。

 

 

 

 

 

 

160歩の少宇宙

ウチの玄関を出て、

門までは約80歩。

そこに植物の小宇宙がある。

 

一歩出ると、こんもりとあるのは

小人たちの森、

ドウダンツツジ。

 

足元には、今が盛りの

シャガと

可憐な鈴蘭水仙。

 

その先には、堂々たる葉をつけた

ホウノキ。

 

かわいい実をつけているのは

モミジ、

みどりがしたたる

こちらもモミジ。

 

脇には

白い産毛の

ブラックベリー。

 

さて、門までたどり着き

お迎えの花は

色鮮やかなツユクサと

 

ツルニチソウ。

 

引き返す先に見えるのは

華やかなレンゲツツジ、

奥には、やっとふえてきた白いヤマブキ。

 

さて、

往復160歩の宇宙旅行もおしまいです。

中に入って、冷たいお水を飲み、

一息ついて、お出かけになってください。

 

 

辛い楽しみ

庭の山椒の木に

可憐な薄い黄色の花がいっぱい咲いた。

この花が、来月には実山椒になる。

 

山椒の未熟の実で、噛むとびりびりするくらい辛い。

これの佃煮が大好物。

今年は板前をそそのかして

作らせてみようかな。

 

うまくいったら皆様のお口にも入りますので、

祈っていてくださいね、

なにをって、

もちろんワタシがウマく、チーム板前をそそのかせることですよっ!

 

 

ライラック咲いた

松本のレストラン鯛満からきたライラックが

今年、沢山の花をつけた。

ワインが大好きで、おしゃれが大好きで、フランスが大好きで、

歌が大好きで、尾崎豊のカラオケが得意で

そして、なにより、

鯛満と香嶽楼を愛した人を思い出す。

 

晴れた日、高原の風に揺れるこの花を見せたら

どんなに喜ぶだろうか。

 

あなたは、どんな花で、どなたを思い出しますか?

 

 

 

 

 

願いは叶うvol2

たべたいなたべたいなたべたいな、

と、

願っていたら、

叶った。

 

菊家の、

上生菓子、

もちろん!

水羊羹 ♪

 

古い友人のO谷が、うちに遊びにやって来てのお土産に

青山の菊屋まで、わざわざ行ってきてくれた。

昔、この裏に事務所があり、

この季節、毎日まいにち前を通っては

にこにこ買い求めていたお菓子。

 

久しぶりに会った彼は、やせっぽちだった昔の面影はなく

がっしり、逞しい男になっていたけれど、

くるくるとよく動く、愛嬌のある瞳はそのままで

未来を語る言葉と、ご両親を慈しむ素振りに

すっかり嬉しくなった、今日のわたし・デ・アール。

 

 

1 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 162

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930