新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アボカド通信

ThinkPink・タオル、できました。

本日の上越タイムスに載せて頂きました。

日本橋の老舗「奥光」のガーゼタオルで

おつくりしたThink Pinkの特製タオル。

女性が扱いやすいよう、薄さや、色、縫い代にもこだわりました。

 

妙高高原温泉郷は、病気と闘う女性を応援します。

お気軽に温泉、入りにいらして下さい。

 

 

足音

きこえる、

 

きこえる、

 

遠くから、

 

近づいてくる、

 

小さな足音が

確かにきこえる。

朝、起きぬけの台所の水たまり、

昼過ぎの、ひそやかな日陰の隅、

逢魔が時の杉木立の薄闇、

ときおり強くなる夜の風、

ふと、止まる時間に

意識の外から入り込んでくる、小さな足音。

 

それを“秋”とよぶのは、早すぎるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

天心茶会

おとといの雨と風、

昨日の夕方からの豪雨、

今日の霧雨、

を、考えると、奇跡のような昨日の晴天の下、

天心茶会が開かれました。

眩しいほどの光の中、

ときおり吹き抜ける涼風、

天心さまの贈り物のような一日でした。

 

お菓子はやまきんの“みのり”、

お茶は小山園“千木の白”。

 

ワタシは水屋の中で、諸先輩方が点てて下さったのを

それはそれは美味しくいただいたの・デ・アール。

 

 

 

 

 

 

夏の終わりのお別れ

心なしかセミの声よりも、鈴虫の声が勝るような気がする

本日、8月最後の日、

山Pの愛称で、皆様にかわいがって頂きました山下が

香嶽楼を退社いたします。

 

実は入社時からの本人の希望で、

いつかは服飾関係に進みたいと申しておりまして、

この夏を最後に、夢に向かって、一歩踏み出すことを決意したようです。

高校を卒業し、接客はもちろん、敬語も知らな若者を

本当に皆様、可愛がってくださった。

時にはお叱りも受けながら、また来るよ、の言葉に励まされ

「頑張っているじゃない」のお声がけに笑顔したことは

彼のこれからの人生の宝物となることでしょう。

 

本人も、周りの方も、不安は沢山あるでしょうが

まず、夢を持つこと、それに向かって努力することを

香嶽楼一同は心から応援しています。

いつかどこかでまた交わうかもしれない道を

人はそれぞれ歩んでいます。

どうぞ、俯く日が少ないように、

どうぞ、おはようからお疲れ様まで、大きな声でいられるように、

あきらめられないことを追いかけていく今の気持ちを、

どうぞ、忘れないでいてください。

 

そして、私たち香嶽楼スタッフは、

9月をむかえ、気持ちも新たに

いつも元気に、丁寧に。

 

 

 

大洞原のトマト

大洞原のトマトが、旬を迎え、

高橋さんちの露天マーケットは、今日も元気。

手のひらに納まりきらないほどの、大ぶりのトマトを

どんな風に食べようかと、

思いをめぐらす時間の楽しさです!

 

 

 

 

フラッシュバック

人間の味覚はなんて不思議。

昔々に食べた味、覚えてなんかいないと思っていたのに

口に入れた瞬間に、その時にフラッシュバックする。

 

「赤坂・青野」

の赤坂もち。

 

旧リキマンションにあった事務所から

歩いてすぐのこの店の

お菓子が買いたくてって、食べたくって、

でも、コムスメには敷居が高く

何度前を通り過ぎたことか。

 

意を決して暖簾をくぐったものの

生菓子が買いたかったのに、雰囲気に圧され

やっと買ったのがこの赤坂もち。

あのときの、街の匂いや、人の動きが

急にフラッシュバックして、

胸がきゅううぅぅぅぅぅっと痛くなった。

 

黒蜜と、胡桃と、黄な粉が

こんなにも美味しいお菓子になるのかと

目をまん丸にしたワタシが、

目の前に現れて、かき消えた。

 

 

 

クリスピー

世の旨きもの、色々あれど、

私にとって、美味しさのキーワードのひとつは

“クリスピー”。

 

今回頂いた、奥沢の名店「パーラーローレル」のクッキーは

ドンピシャにそこにはまりました。

 

それぞれのカリカリ&パリパリ感の中に

美味しさの主張が見えた、それは見事な出来ばえ。

 

パルミエはバターの美味しさ、

シガールは卵のお味、

キャラメルは焦がしたお砂糖のほろ苦さに、

セサミはもちろん胡麻の風味と香り。

 

ひとつひとつ、大切に頂きたい、

そんなクッキーを、選んでお持ちいただいたことにも

心より感謝。

 

優しい気持ちで、

今日も元気に、丁寧に。

 

 

 

 

 

 

蝉時雨

夏の終わりを感じさせる、夕暮れのすこし手前、

風を求めて外に出た頭上に

降りそそぐ、蝉時雨。

もうすぐ終わる夏を、痛いように惜しいと想う、

その気持ちを、ずぶぬれに、蝉時雨にさらす。

 

 

美味しさの国境

千葉のU坂さんはお土産キング。

いつも珍しい物、美味しい物を持ってきてくださるが

今回のお土産に、ワタシは惚れた。

 

TORAYA CAFE

「小豆とカカオのフォンダン」と

「小豆とカカオのガトー」。

 

今日いただいたのは、フォンダン。

 

アンコとチョコレートの濃厚な風味が、まったりと舌にまとわりつき、

口中に広がるのは、異国とニッポンの美味しさの奥深さ。

国境を、軽々と飛び越えてしまったお菓子に

今、色んなところで起こっている争いを想う、8月の夏の日。

 

今日も元気に、丁寧に。

 

 

 

 

冷蔵庫には

“小川軒”

といえば、「レーズンウィッチ」、

 

ですが、

ワタシのお気に入りは

『フロランタン』。

 

「数種類の花の蜂蜜、アーモンド、ピスタチオ、クルミをキャラメルで仕上げました」

だもん、

大好物だらけに、両端にはチョコレートのおまけ付き。

カリカリの食感に、ついつい無言で食べ進む。

途中で、もうやめよう、と、思うんだけど

どうにも止まらない美味しさ。

あぁ、この箱を開けるときのニヤニヤ笑いは、誰にも見られたくないものだ。

 

フロント前の冷蔵庫は、夏の間、ワタシの宝箱、

近づく人は、私の鋭い眼力光線を浴びて

背筋がぞわっとし、足が止まるの・デ・アール。

 

 

 

 

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