新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アボカド通信

降りつづく

いつか止むと思っていた夜半の雪が

一晩中降り続き、

外はすっかり、冬景色。

葉に雪をたっぷりのせて、いかにも重そうな木々。

 

こんな中、リース作りの二名先生がいらっしゃって

山の紅葉でリース製作中です。

 

雪見露天風呂ついでに、ご覧になりにいらっしゃいませんか?

 

まだまだ雪は降りつづいています。

 

 

 

白い魔法使い

昨夜から降り続いた雪が、やんだ朝は

急いで長靴を履き、外に出る。

 

白い魔法使いが見せてくれる景色を

楽しめるのは、ほんの一瞬。

透明のキラキラ光る杖を持ち、

白いスカートをひるがえし、

楽しそうに飛び回る、彼女の姿が見えるよう。

 

赤倉の、冬が始まりました。

 

 

 

初雪

朝から天気予報にはでていたが

まさかこんなに真剣に降ってくるとは・・・

雪を待ちわびていた皆様、

初雪、きましたよ~~~!

 

 

 

 

雨の日曜

北陸から日本海にかけて大荒れ

との予報で、せっかくの日曜なのにがっかり。

 

でも、ウチはこんなです。

風は少し出てきたけれど、そんなにひどくはありません。

 

そうぞ、お出かけ中止組の皆様、

温泉でゆっくり、の、日曜日も

たまにはいいものですよ。

 

 

 

コサージュ

手先が器用、

センスがいい、

と、いうのは、まったく持って羨ましいことである。

こればかりは

望んでも手に入れられない、

努力しても叶わない

神様からのギフトだと思う。

 

ウチの叔母は、とても美しい人である。

そしてまた、この貴重なギフトを贈られた人でもある。

幼い頃から、彼女の着こなしや持ち物にどんなに憧れたことだろう。

”ちょっと趣味で”始めたアートフラワーで

飯田深雪に認められ、長くスタジオに勤めていたが

時折母に贈られてくるコサージュは

それはそれはため息が出るほど綺麗なものだった。

 

 

今回、ウチの売店用におねだりしてつくってもらったそれらは

いとおしそうに作る姿までが目に浮かぶ逸品です。

 

 

各1,800円で販売いたします、

どうぞ、ご覧になってくださいませ。

 

 

リンゴノキモチ

わたしは真っ赤なりんごですぅ~、と

歌でも歌わないとできない作業。

そう、

それは50を超えるりんごの皮剥き。

 

板前さんたちの作業の邪魔にならぬよう

お昼休みに入ってから、厨房で一人、

もくもくと皮を剥く。

 

親指がつり、両手がしわしわになる頃、やっと終了。

あとは、煮るだけ。

ここからはスピード作業。

「オイシクシテ・オイシクシテ」

「モットオサトウ・モットオサトウ」

「シナモンイレテ・シナモンイレテ」

りんごたちの声に耳を澄ませ、

美味しい仕上がりまで、あと一息。

 

館内に広がる、甘酸っぱい香りも

美味しさのうち。

召し上がる方の笑顔を想いつつ

ジャムを煮るのは、本当に楽しい。

秋の雨降り、ジャム作りにはうってつけの一日です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉窓

ウチの102号室の窓は

紅葉窓。

いつもはもっと赤が多いのに、今年はこんな感じ。

もう少しの間、お楽しみいただけます♪

 

 

風や太陽や

生きていくには

楽しいことばかりあるわけじゃない。

辛いことや、悲しいこと、悔しいことにぶつかって

眠れなかったり、時には涙する事だって、あるけれど

こんな朝は

「もう少し、頑張ってみようかな」と思える。

 

透きとおる風や、まっすぐな太陽の光に、感謝。

 

 

 

音の記憶とともに

私がこの世に生まれてからの音の記憶は

ひょっこりひょうたん島や、鉄腕アトムのテーマソングとともに始まるのだけれど

生まれて初めて音楽を聴いて、胸がつぶれそうになったのはもっと後。

心臓をまるでわし掴みされたようで、息苦しくなって目の前が真っ暗になった。

それが私の初めての音楽の記憶。

 

その曲は、ビートルズのカムトゥギャザーだった。

 

当時、うちには「チーム慶応・ザ・イソウロウ」という、

大学に行っているのかいないのか、雪が降ればやってきて

明けても暮れてもスキーをやっている学生がごろごろ、居た。

夕方になるとウチのバーに集い、お客様相手にスキー談義。

コーヒーと、煙草と、ウイスキーの匂いが立ち込めるそこは

私にとって、憧れの大人の世界だった。

 

その中で、下っ端の部類の三人組がいて

大きいオニーサンやオネーサンに、コドモ(私)のお守りを押し付けられ

宿題をやらされ、ゲレンデに付き合わされ、それでも季節になるとやってくる

彼らに会えるのがどんなに楽しみだったことか。

 

それぞれが大人になり、しばらく音信が途絶えていたのが

子育てや、仕事が少し落ち着いたこの頃、連絡が取れるようになり

このたび2/3が、奥様連れでやって来た。

 

「こーゆーことがあるから、宿屋はやめられない」といった人の

気持ちが少しわかった気がした。

 

それぞれの“いま”が、“あのとき”につながっている、

そんな嬉しさを、たっぷりと頂いて、

次から次へと私の音楽の記憶が甦る。

 

いつか3/3になるといいな、

そしたらBGMは、アビーロードとサンタナのブラックマジックウーマンです。

 

One and one and one is three

Come together right now over me.

 

 

 

Something has come.

山が、

しろいーーーーー!

 

蔦が、

あかいーーーーーー!

 

ムラサキシキブが、

あおいーーーー!!

 

秋が、

きたーーーーーー!!!!

 

 

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