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若女将のアボカド通信

アボカド通信

こちらも翠の美しさ

ワタシは、あっちこっちに、いろんなモノを持っている。

 

ワタシの畑(しかも各種)、

ワタシの漬物置き場、

ワタシのりんご畑。

で、ここは、ワタシの葡萄畑。

 

姫川原地区にある、葡萄の名産地にあるU野さんち。

 

鳥坂葡萄、という、とてつもなく美味しいものが出来る地だが

‘葡萄農家’というものは存在しない。

家族で代々裏庭にある葡萄畑を守り、

ホンの短い期間だけ、自宅の前で売りに出される。

気をつけていないと、あっという間に収穫時季が過ぎてしまうので

夏がそろそろ終わるかな、という頃に

「葡萄、採れだしたらおしえてね」と、脅しの電話を入れえておく。

 

今年も「そろそろいいよ」の電話を待って

車を飛ばしてやって来た。

 

店(というか、小屋)中が、葡萄の甘い香りでむせかえる。

4kgね、おまけに1kgいれといたよ、

と、商売っ気のない言葉に

ありがとーーー!

 

U野のお父さんがやってきて、

「これ、遊びで作ったったんだ、食べてみない。」と

差し出してくれたのは、直径4cmもある大粒の葡萄。

竜王、という名前の葡萄で、売り物ではないという。

これがまた、甘さが蜜のよう。

 

帰りの車の中の、甘い香りに酔いながら

今年も美味しくいただけることに、感謝するワタシ・デ・アール。

 

 

 

 

翠の美しさ

この季節になると、やってくる

美しい翠色、

グリーントマト。

 

赤いトマトとは、全く別の、果物のような美味しさ。

ピクルスや、チャツネ、という手もあるけれど

ワタシは断然ジャム派です。

 

秋の朝のお供に、

カリカリトーストやヨーグルトを、いっそう美味しく引き立ててくれます。

アメリカ南部のフライドグリーントマトにも憧れるけれど

この綺麗な翠色を楽しむのは、ジャムが一番。

 

ついでに作ったプルーンのジャムの、透きとおるルビーレッドと好対照、

冬まで、もつかな・・・

今年のジャムの一押しです。

 

 

 

 

きのこの山

先日のお客様は、「きのこのホクト」様ご一行。

お泊りの翌日、笹ヶ峰にご一緒させていただきました。

 

秋晴れの、雲たなびく高原に集合で

さあ、出発。

で、

数時間後の集合場所に集まってきた彼らの手には

きのこ!

きのこ!!

きのこ!!!

 

そう、目的はただの一泊の宴会、ではなく

きのこの勉強会、でございます。

採って来たきのこを並べ、

匂いをかいだり、

本と比べたり、

みなさまの目は、真剣そのもの。

 

高原の爽やかな風に吹かれて、

さぞや観察も、はかどったことでしょう。

 

これからきのこの美味しい季節、

当館では、せいろ蒸しにたっぷりお出ししております。

どうぞお味見にいらしてください。

 

でもね、ご注意、ご注意、

道や、森に生えているきのこは

決して素人判断で採らないでくださいね。

 

 

 

老舗旅館のお洋食らんち

ワタシだったらナニしたい

を、形にしたプラン、

9月限定『老舗旅館のお洋食らんち』。

子供の夏休みも終わって、女同士のおしゃべり会、

美味しいものは食べたいけれど、お値段ほどほどで

ビールのいっぱいも飲みたいから、駅の送迎、あるといいな。

を、

ぜーんぶ叶えましょう。

 

お献立は

・季節の前菜

・トマトコラーゲンのスープ

・越の丸茄子のチーズグラタン

・氷温熟成牛のとろとろビーフシチュー

・ご飯、お味噌汁、お香のもの

で、気になるお値段は、3,500円(税別)です。

 

プラスアルファーのデザート盛り合わせは

日替わりデザート3種類のプレートで500円。

 

ご予約はお電話のみの受付です、

0255(87)2036

コスモスが揺れ、吾亦紅が咲く、秋の気配の高原で、

ゆっくりおしゃべりを楽しんで下さい。

 

 

日本一のところてん

数年前から気になっていたけれど

“ついで”の用事が全くないところなのと

そう近くもない距離なのでいきそびれていたお店、

「日本一うまいトコロテン・心太」

に、行って参りました。

 

メニューにはカキ氷もあったけど、

ここはやはりトコロテン。

 

時間が遅かったのでお持ち帰りをお願いすると

「そのままで?つきますか?」

ついて下さい。

透明感と張りのあるトコロテン、おひとつ300円。

 

外には山からの水が池に流れ込み

涼やかさもお味のうち。

夏も終わった感のある今日この頃ですが

あの頃の、あの夏、を思い出しに、いかがでしょうか。

行きかたはこちらから。

 

 

 

 

大地の芸術祭

先日の、ボイラー点検の為の休館日、

やっと行くことが叶いました、

「越後妻有大地の芸術祭」。

 

そぼ降る雨が、里山を濡らし、独特の雰囲気の中、

光の館、

モグラの館、

うぶすなの家、

田島征三・絵本美術館と周り、

子供たちの歓声に囲まれ、楽しい時間を過ごしましたが

最後に立ち寄った

倉谷拓朴の「snow country」。

 

たくさんの素晴らしい芸術作品鑑賞で

身も心も幾分の疲れを感じていた私たちが、

建物を一目見たときに感じた心地よさ。

 

一歩足を踏み入れた、そのときに、一陣の風が吹きぬけた気がした。

 

静寂とモノクロの美しさ、青色の哀しさ、セミの声、雨の音、

すべて一体となった静けさに、心を洗われたひと時。

 

ああ、私はこの為に来たんだ。

 

開催は9月13日まで、

是非お出かけになってください。

 

 

 

未来への扉

おめでたいニュースが飛び込んできました。

 

長きにわたり、皆さまのご寵愛を頂いてきましたヤス&しのが

この度、めでたく結婚をいたしました。

冬になると、どこからともなく現れて、我が物顔に采配をふるい

ワインがいーだの、地酒がいーだの、言いたい放題。

かと思えば、ちゃっかり朝食バイキングの席に座っている、

この二人を見かけた方も多いのではないかと思います。

 

しのが初めてウチを訪れたのは、中学のスキー教室。

それから仲間たちを引き連れてやってきて、

チーム西遊記として、遊び、働き、また遊び、

文字通り、青春を謳歌していた子が、

色んな経験をする中で、泣いて、笑い、大人になっていきました。

へらへらした見かけとは違う、

多分たくさんのご家族の愛情を受けて育ち、

良識・常識がきちんと身についた、しっかりした芯を持つ子でした。

 

人の縁とは、他人がどう願っても、叶わぬときもあるものだから

口に出したことはなかったけれど

どんなにこの結婚を望んでいたことでしょう。

 

これから二人で歩む未来が、光り輝くものであることを

心より祈っています。

時として、辛いことがあったなら、

どうぞ、赤倉で過ごした二人の時間を思い出し、

微笑みあって、乗り越えていってくれたらと

赤倉のハハは、願うの・で・アール。

 

昨夜から、ちょっぴり弱っていたワタシの気持ちを

最高にハッピーにしてくれたことに感謝します。

いつでも帰っておいでね、ここはいつでもあなたたちの、ふるさとです。

 

 

 

 

 

 

 

Here comes Morry

秋の草花、

 

いえいえ、

ここ、

ほら、

そう、

 

Here comes Morry!!

 

親指の先っぽくらいの、チビッコMorry。

よく見ると、あっちこっちにちんまり座っていて

近くに行っても驚きもせず、キトキトこっちを見ています。

 

無事に大きく育つよう、

赤倉のハハは朝な夕な、うろうろと池の周りをパトロールに余念がない、の・デ・アール。

 

 

小さな秋

まだまだ蝉は威勢良く鳴いているし、

扇風機をしまうには少し躊躇もするけれど、

ウチの周りには、秋の気配が漂ってきています。

お隣の栗の木からは、赤ちゃん栗が落ちてくるし、

庭先のワレモコウも咲き出した。

 

静かに、確かに、秋がやってくる。

 

 

 

となりのトトロと牡蠣

真っ黒に日焼けしたとなりのトトロが、牡蠣を持ってやってきた。

どこでどう手に入れたかは、知りたくないので聞きません。

 

美味しそーー、だけど、皆さまご存知のように、牡蠣は手ごわい。

しっかーし!

そう、ウチには板前がいるのだーーーー!!!

 

「いっすよー」と、言ってから剥きだして

 

ものの5分で

ほれ、このとおり。

 

磯の香りが当たり一面に漂い、

つややかな姿をあらわした。

お隣のSおちゃんちからは、派手にトンカチの音が響いていたけれど、

ちゃんと開けられたのかしら、と、ニヤニヤ笑うワタシ・デ・アール。

 

 

 

 

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