人にはそれぞれ性癖がある。
ワタシの場合、それは
ほじくり出す、という行為。
蟹の身や、胡桃の実を
素早く、且つ、美しく、ほじくり出すことに
無上の喜びを感じるのである。
蟹が出そうな宴席では、
ワタシの近くの席は奪い合いとなる。
蟹の身をほじるワタシの目は喜びに満ち溢れ、
その蟹がどこの席に行こうが、誰の口に入ろうが、
頓着もしないで、もくもくと身をほじくり出す。
(でも、ビールや酒はなぜか減っていく)
そんなワタシのもとに、本日、禁断のものが届いてしまった。
そう、大鹿村はM月家庭先の
胡桃!
いやーーん、こんなに~~~、
と言いつつ、すでに手にはマイナスドライバー。
幼いころから炬燵で祖父母の横に座り、
やはり黙々と胡桃をむいていた記憶がよみがえる。
その時から、お供はマイナスドライバーだった。
一粒のかけらも出さず、剥き上げた時の達成感は
きっと、誰にもわからないだろーなぁー。
お客様のハッピーアワーのビール用にとっておんだよ!
という、シャチョーの声は、私の耳には
届かないの・デ・アール。
妙高には滝がある。
有名なのが、日本百選にも入る「苗名の滝」。
実は、あまり知られていないのだが
ほかにも、美しい滝が4つある。
いつか皆様にご紹介しようと思いながら、
なかなか作業が進まなかったところ
それらをまとめた素晴らしいガイドブックを見つけた。
それがこちら、
著者は池原稜子さん。
お目にかかったことはないけれど、
著者紹介欄を見ると、なかなかユニークな方らしい。
この度ご縁があって、このガイドブックをご紹介したいとお願いしたところ
快諾いただき、めでたくお披露目。
雨が多い今年の秋ですが、
変わりゆく木々、そして山々の色を眺めつつ
滝めぐりはいかがですか。
この度の台風19号で被害にあわれた皆様に
心よりお見舞いを申し上げます。
また、当館への安否の確認や、
暖かいメッセージを下さった皆様に
この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
香嶽楼では、皆、元気でおります。
ただ、当館より近い長野では、まだ多くの方が
不安な日々を過ごしています。
未だ連絡が取れない方々もいて
胸がつぶれるような想いです。
どうか、無事でいてほしい。
避難所にいらっしゃれるのであれば
ここまで来てほしい。
お風呂だけでも入りに来てほしい。
香嶽楼は被災された方がたに
無料で温泉入浴を提供いたします。
長野から来た、とだけおっしゃってください、
タオルのご用意も、お休み処もございます。
豊野からはお車で35分ほどです、
どうぞ、どうぞ、
ひと時の休憩にいらして下さい。
避難所に連絡を取るすべもございませんが、
もし、これを読んでくださった方に
長野のお知り合いがいらっしゃったら
是非拡散してください。
台風の前に刈り入れた、当館で実ったコシヒカリを
玄関に飾り、お越しをお待ち申し上げております。
飯綱高原のO野ちゃんから
昨日届いたのは、
籠いっぱいの翡翠色。
畑に取り残されたグリーントマトです。
シャキシャキの歯触りを楽しんで
グリーンサラダも美味しいし、
麹に漬けた、ほんのり甘いお漬物も美味しいけれど、
やっぱり出色は
香嶽楼、秋の定番のグリーントマトジャムです。
いつもはレモンとシナモンを利かせて
少しスパイシーに仕上げるのだけど
今年は頂きものの“かぼす”がお供。
日本の柑橘類独特の、とっても優しい風味で
今までとは違う、ニッポンの味わい。
少し渋みも残っているのに爽やかで、
ライ麦パンや胚芽パンなどに合いそうです。
冷えて、とろぉ~りとしたらできあがり。
明日の朝のお楽しみ♪