本日の『上越タイムス』にこんな記事がでました。
東京藝大の大西准教授がウチの大広間をアトリエにして
京都南禅寺の襖絵を制作しています。
なんと、今回特別に、制作公開してくださるそうです!
9月25日から27日の3日間
13時から17時
予約・申し込み等は必要ございません。
そろそろ芸術の秋です。
ラピスラズリの瑠璃色の世界に触れられる、めったにないこのチャンス、
どうぞお気軽にお出かけください。
昨日、いそいそとO先生が小布施から帰ってきた。
手にしていたのは、
ははー、
東京のご家族から、
「クダモノオクレ」コールが来たらしい。
ウチもご相伴♪
で、
甘い匂いにつられ、早速蓋を開けてみれば、
おおっ!
噂に聞いた『黄金桃』!!!!!
ずっしりと重く、
なんともいえない高貴な香り。
天女が羽衣まとい、桃のまわりを優雅の舞っているのが見えるよう。
食べごろは明日以降とのコト、
横目で見ながら我慢します。
あっ、
だめだよ、来てもあげないよっ!
う~ん、仕方がない、
左の横綱・鳥坂葡萄とだったらトレードOKです。
『妙高市のアンケートに答えて、かんずりジャムをもらおう』!!
妙高市の商工会が行っている、15の設問からなるアンケート用紙が
昨日から、フロント前においてあります。
これにお答えいただくと、もれなく妙高名物のかんずりを使った
”ホットルビー”というジャムを差し上げます。
是非、この刺激的なお味で、厳しい残暑を乗り切ってください!
広間に三味線の音が響きます。
今年で5年目を迎える『慶應義塾大学長唄研究会』の夏合宿です。
杵屋先生ご指導の下、生徒さんがたは大げさではなく
本当に、朝から晩まで練習に励んでいます。
学生の熱意に、お師匠さんの指導も力が入ります。
この夏、真剣に弾いた三味線の音は、あなたの一生の宝物になるでしょう。
いつか辛く苦しいとき、三味線の音を耳にして、香嶽楼ですごしたこの夏を想いだして、がんばれるといいね。
秋風そよぐ天心堂に、わらわらと、人が動く。
そう、
九月四日、天心茶会。
江戸千家家元がお立てになったお茶を
天心さまに御献茶いたします。
笛の音も、透き通る空気に運ばれ、
天心さまの元へ、届くでしょう。
岡倉天心先生が亡くなったのは、大正二年九月二日、
ここ赤倉の山荘でした。
先生が愛したこの地で、ご法要を毎年いたします。
晴れわたる空の色も、夏の盛りを越え、
野に咲く花は萩・おみなえし・ススキと秋の色。
はるか昔を偲びつつ、
美味しくお茶をいただきました。
明日は『天心茶会』が開催されます。
天心茶会 九月四日 土曜日
献茶 午前九時
茶席 午前十時より午後二時
席主 江戸千家 家元 川上宗雪
二席 2000円
場所 赤倉天心山荘
特別な申し込みは必要ありません。
どうぞ高原の涼やかな風の中、日ごろの喧騒を忘れ、
ゆっくりとお茶をお召し上がりにお出かけください。
関東在住のT様は、香嶽楼歴40年。
最近はお孫さんとご一緒の御来館で、
Y君もすでにしっかり香嶽楼の常連リストに名を連ねております。
今回お見送りができなかったら、こんな素敵なカードが置いてありました。
開くと、
こちらこそ、
ありがとうございました。
ご来館される度に大きく成長する姿に、
香嶽楼の歩みを重ねます。
はにかむ笑顔が、いつのまにか、すっかり少年になり、
そしていつか青年になっていくのを、私たちも見せていただけるのでしょうか。
楽しみに、楽しみに、
お待ちしております。
工房塾の鑑賞会の最後にお茶会が開かれました。
東京藝大の大西博准教授が製作中のふすま絵の前で、
先生がお作りになったお道具を使っての茶会です。
生徒さんがたも集まり、気楽な浴衣茶会ですが
裏千家・生稲宗美先生の涼やかな『葉蓋』のお手前で、
夏の暑さを忘れさせていただきました。
ラピスラズリの青と白田切川の名水の色が
皆様の、のどと心を潤したひと時でした。
今年で8回目になる芸術工房塾。
東京藝術大学の学生たちが赤倉で制作活動をしています。
生で見る絵画は迫力があり、制作に打ち込む若者の姿に感動します。
アトリエは、温泉街に面した土産物屋の3階。
光あふれる空間の中で
涼やかな風が、ゆっくり時を動かします。
まっすぐな瞳に、忘れかけていた夢を思い出し、
ひたむきな背に、心、洗われます。
開催は9月31日まで。
どなたでも見学できますので、是非お出かけください。
昼はさすがに暑いけれど、
朝夕に吹く風には秋の匂いがまじる。
いもり池は睡蓮に蔽われ、
ひつじ草がケケケと鳴く声が聞こえそうな風情。
ぽちゃんという音にふりむけば
蒼い水かきと甲羅の残像。
暑さを避けて、水底に沈んでいたモノたちが
そろりと戻り始めたか。
池の外はススキの海。
誘い誘われ、気づけば宵に、高い満月を愛でる。