新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アボカド通信

マイクロミニトマト

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かわいい、かわいい、かわいい、かわいいトマト。

K島ばあの畑から盗んできた苗に

実がつき、色づき、ミンナの視線を集めています。

 

「数、数えてあるんだからね!」

と、にらみを利かせ

ツマミ食いされないように。

 

甘みが、ぎゅっとつまったお味、

うふふん、もうすぐ試食の頃合いです。

ご相伴、なさいますか?

 

 

 

 

アボカド物語

ウチの樹齢(?)20数年のアボカドに、アブラムシが付いてしまい

刈りこまれて、こんな哀れな姿になっております。

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かたや、この夏に芽を出した子は

なんと、三つ子ちゃん。

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元気に背比べの真っ最中。

 

新旧交代?

いいえ、まだまだ、

お年寄りの木に、若い葉が出ることを願いつつ、

ちびっ子を近くに置いて、毎日様子を見守っています。

 

都会から、山の中につれてこられ、

全く違う風土や環境の中、日々、そよぐ葉で

癒し、励ましてくれたアボカドの木、

元気になってね、と、心から願うシャチヨーとワタシ・で・アール。

Very Berry

甘酸っぱい果実が好き、

なんといってもベリー系。

 

大粒のいちごより、路地モノの不揃いな粒、

爪が痛くなるほどヘタをとり、砂糖とレモンでマリネード。

 

パリの八百屋は、季節になると、まるで果物屋。

木箱に入ったフランボアーズが店先に出始めるや

何枚もの白いTシャツに、芸術的な染みが Looking good?

 

カシスのシャーベットには、冷えたシャンパン、

透明な気泡が、淡いピンクのグラデーション、

ため息が出るほど幸せな Pinky afternoon.

 

黒姫のブルーベリーは、最初の粒の3分の1の大きさになるまで

約2週間、朝ごはんはSummer special yummy boul.

 

そして今日、

ウチのブラックベリーの初積みです。

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一粒、口に含めば、目が覚める

Fresh alarm clock is Wake up Berry.

 

蜂蜜の瓶に貯めこんで、今年はいくつ採れるかと

カウントするはずが、残っているのはモーブ色の

一段緩くなった Berry Honey.

薄切りのトーストにひと匙、

Taste Very Berry!

神輿

遠くから聞こえていた笛の音が近づいてくる。

それぞれの宿の前に、近迎えが立ち、

赤倉の急な坂道を、神輿が上がってくる。

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各宿ごとに神輿をもんで、今年の無事豊作を願う一行は

約3時間かけて、町内を巡る。

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ウチの門からの長いエントランスが

このときばかりは申し訳ない。

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前ふりの獅子が舞い、

Shishi

 

神輿の熱気がやって来る。

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汗と気合いが、飛沫のように飛び、

ホースからの冷たい水を受け、足元から水蒸気が上がる。

日常や、個人は、ここには無く。

赤倉の男たちにとっての夏が、ここにある。

 

一瞬、心を占めるのは

この光を愛して、この地を愛して

心ならずも早逝してしまった人の笑顔。

 

ダイジョウブ、

ワヤシハココニイルヨ。

 

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光の中に、足を踏み出す。

夏祭り

三社権現さまのお祭り日、

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一時に神輿の御霊入れ、

従業員もそわそわと、男神輿を待つこの時間。

 

夏の日差しと、風鈴の音、

いまはジージー蝉がやかましく、

夕刻が近づくと、蜩が出番待ち。

 

あぁ、暑い

つぶやく声も華やぐ、夏祭り。

夏の装い

ワタクシゴトで恐縮ですが、

先日チョットした手術をいたしまして

いえ、結果は良好(脅威の回復力と言わしめました)

なのですが、

“腹部圧迫厳禁令”がでてしまいました。

と、いう事は、

そう、

着物が着れない・・・・

 

この夏のために

いそいそと、誂えたあの浴衣、

お直しした、この浴衣、

あの方から頂いた、この帯、

たんすの奥から出てきた、あの帯、

・・・・・・・・・・

一切、着れません。

 

 

館内を、素足でとぼとぼ歩いているのを見かけても

玄関まで出ず、カウンター内でお出迎えさせていただいても

目をそらさず、ニッ、と笑ってくださいませ。

「あぁ、解ってくださっているのだ」と

それが一番、力の素でございます。

 

しかーし、、

今回の手術で得たものがございます。

 

それは、先生曰く

“縦長の、ちょーかっこいいへそ”。

 

「村山さん、むっちゃかっっこいいー!」と

来る看護士さんみーんなに、お褒めの言葉を頂いたお墨付き。

あぁ、お見せ出来ないの残念無念。

 

いつか、お披露目してやるぞ!と

無謀な、野望をつのらせるワタシ、

と、

そんなことを妻が思っているとは露知らず、

せっせと車を洗うシャチョー・デ・アール

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3匹のポニョ

夏休みに入り、いそいそとやってきたのは

おなじみポニョ

Ponyos

ピーチクパーチク、やかましいことこの上ないので

またも、外に放り出した。

 

この時季、味方は“温泉プール”。

子供のお休み、遊び相手に疲れている方、

ラクチンしに来ませんか~〈笑)!

夏の紫陽花

皆様のお住まいでは、とっくのとうに終わっているでしょう“紫陽花”が

いま、赤倉では花盛り。

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国道18号線からいらっしゃるときは、是非「日本工業大学」の看板を曲がって

坂道を登っていらしてください。

赤倉ブルーの紫陽花が、鮮やかに尾で迎えいたします。

うれしいモノと、うれしいコト

いつもは、花を生けるハサミの音で始まる女将さんの朝、

今日は早くからそわそわと落ち着かない。

お待ちかねのお客様は10時に御到着。

 

40年以上も前、スキー目当てでわさわさと

ひと冬の間、入れ替わり、立ち代わりやってきていた

慶応大学のいそうろう軍団。

中でも人のよさそうな顔をして、私たち姉妹の

冬休みの宿題を押し付けられていたT橋クンが

「60歳になっちゃったよ」と、ご来館。

 

人の良さは相変わらずで、こともあろうにコノワタシに、

「ウチ、八王子だけど、お土産何がいい?」。

で、

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蒸して暑い中、お掃除に飛び回っている仲居さんたちも大喜び。

早速、10時のお茶にいただきまーす!

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もちろん私はオリジナルグレーズド♪

 

ニコニコと持ってきてくれた気持ちも嬉しいけれど

田舎だと思ってこんな風に帰ってきてくれる気持ちが嬉しい。

 

「ただいまー」の声を、明日もあさっても、待っています。

今日も元気に、丁寧に。

I love 水羊羹

村山美枝子、ミドルネームはanko,

この季節のお楽しみは

そう、

水羊羹♪

 

間借りしていた事務所のあった南青山の、通称・骨董通りに

柳が一本、涼やかに揺れている、「菊屋」という和菓子屋があった。

桜の青葉がある、ほんの短い時季だけ店頭に並ぶ

水羊羹が待ち遠しくて、出始めからおしまいの日まで

毎日ひとつ、買い求めては、デスクがパテーションで

仕切られているのをいいことに、1人ニマニマと頬張っていた。

 

久しぶりに頂いたそれは

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大ぶりの包みになっていたが(贈答用らしい)

中身は変わらぬ

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多少固めの、小豆の風味がたっぷりの、

当時そのままのお味。

 

ああ、このサイズは罪作り、

約四つ分くらいを、食べきってしまう・・・・

 

老舗が守るのは、単なる“味”だけではなく

美味しく召し上がっていただきたい、という

“こころ”だと、姿勢を正していただきました。

 

今日も、元気に、丁寧に。

 

 

 

 

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