ウチの娘の中学卒業は48人の仲間と一緒でした。
小さな町の、小さな保育園、
赤いとんがり帽子の小学校、
2つの小学校がひとつになって、やっと2クラス出来た中学校をでて、
高校はみんな離れたけれど、
クラスメートと言うには近すぎて、
幼馴染というより、ほんとうに「仲間」というのがしっくりする
そんな48人が、みんなで夢見たのは
一人の男の子のオリンピック出場でした。
仲間から、レルと呼ばれる子が、
たくさんの大会を経て、一歩一歩夢に近づいていくのを
みんなで見つめ、励まし続けた14年間。
そして、ソチに向けて旅立ってからは
散らばった仲間をSNSで集め、
プレッシャーにならないように気を使いながらもメッセージを送り
夜中に一人一人がテレビの前で、心の底から応援していたと思います。
大変な時代に生きていて、夢を見られない世代と呼ばれる子達の
全員でみた夢が叶ったことに、
レルの銅メダルと同じメダルを、みんなにあげたい。
夢は叶う、と、いうことを、
どうぞ、信じて生きてください、
わたしも、あなたも。