新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

雪の日、狐は

夜半から降り出した雪が

もう、70センチくらい、積もった。

お隣のお稲荷さんも、すっぽりと雪に埋もれ

鳥居の朱色がかすかに見えるだけ。

白狐は、じっと佇んでいるのか、

気配だけを空気にまとわせ、

その眼は、どこを見ているのだろう。

音もなく降る粉雪を、

喜んでいるのか、疎んでいるのか、

私には知る由もない。

 

山が静かに眠る冬、

守っているものは何であろう。

 

 

 

 

2024年11月
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