「賄い」と、書いて、「まかない」。
料理人が自分たちの食事のために、ありあわせの材料で作る料理。
が、実際は
働く者にとって、もっともやる気を起こさせるものでもある。
ウチのまかないは、美味しい。
K代ばぁや、O野ちゃんや、はたまた板前たちが
一緒に働く仲間や、自分たちのために作るんだもの。
あちらこちらから頂く、おすそ分けや
自身で作る旬の野菜。
食べさせたい想い、愛情、
天候や体調を考えながら作る献立。
そんなものたちが詰まっているんだから
美味しいに決まってる。
今日も朝から、
お昼ご飯はなぁに~、の声が聞こえる。
そおーっと、お皿を一枚余分に出すワタシの目論見は
「人数分しかないです!」の声に
無情にも却下される。
香嶽楼の賄いは、村一番、美味しい。