新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アーカイブ:2022年5月

ニッポンの味

季節ごとに食べたいものが変わるというのは

どこの国でもある事だけど

ニッポンジンでよかったーー、と思うのは

こんな看板を見つけて心躍るとき。

ここは加茂にある140年の歴史を誇る「善作茶屋」

 

おりしも、長い冬季休店を終え、待ちに待った開店の日。

「今開けるっけね~、ちょっと待ってなぁ~」。

はいはい、待ちますともさ。

 

店の横にはバスの停留所。

停留所名にもなっていた。

 

お待たせー、といってお母さんが店先で切る。

 

冷たい湧き水で作ったところてんは、

うすく透きとおり、男前の顔をしているのに

お母さんの手からお皿に生み出されたものは

こんなにも艶っぽく、なまめかしい美しさ。

程よい冷たさと、ほのかな磯の香りが

するすると喉に落ちていく心地よさ。

 

あぁ、わたし、ニッポンジンでよかった、と思えたおやつのひと時。

本日も美味しい時間、ご馳走様でした。

 

 

 

 

ひと足早い初夏の味

黒姫高原のO野ちゃんの畑から

ひと足先に初夏の味、ルバーブが届きました。

翡翠を思わせる透明感のあるグリーンと

ベリーを思わせる紅い部分が混ざった茎は

切るとザクザクと音がして、ほんのりと酸っぱい香りが漂う。

さてさて、これから一晩、ゆっくりお休み頂いて

明日は美味しいコンポートになっていただきましょう。

 

香嶽楼はメンテナンスのため、月曜日から5日間のお休みをいただきます。

土曜日からのデザートを乞うご期待♬

 

里の春

赤倉はまだそこここに雪が残る、春のはじまり。

でも国道まで降りると、里の春が満開。

山からの雪解け水はどどうどどうと流れ

 

ウツギの花は色濃く、

 

向こう岸に霞むように見えるのは、藤の花。

 

これから春は山を登り、赤倉にやってくるのも間もないはず。

濃く垂れこめ始めた霧さえも、春の歩みの一歩です。

GWも終わり、少し落ち着きを取り戻した赤倉温泉は

今日もたっぷりとお湯を湛え、お越しをお待ちしております。

GWは春真っ盛り

ゴールデンウイークもあっという間に終盤。

始まりの頃はまだまだ雪があったウチの周りは

この一週間で春真っ盛りになりました。

暖簾も長い冬から起こされて、気持ち良さげにそよいでいます。

 

ここでは

たんぽぽも、キンリュウカも、シャガも、

イチリンソウも、

つつじも、ぜーーんぶ一緒に咲きます。

 

山菜もこれからがここの本番です。

どうぞ遅い山の春をお楽しみにいらしてください。

今年の鶯は、鳴くのがとってもお上手で

朝の心地よいお目覚めをお手伝いいたしますよ。

 

 

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