赤倉を出ること30分、
お恥ずかしながら初めて伺う地域の
妙高は、上小沢地区にあるそば処「大滝荘」さんに行ってきた。
女将会の勉強会という名目で、
美味しいお蕎麦ランチと、こびりセットを頂きながら
こちらの調理、運営をなさってる方々との意見交換会を
市役所農林課からのご提案で開催させていただいて
本日の運びとなりました。
鮎正宗酒造を通り過ぎ、
どんどんどんどん奥に行くと
棚田の向こうに集落が見えてきて
雪の道の行き止まりが大滝荘。
こちらの方言で、田んぼ仕事の合間にいただくおやつを
「こびり」というらしく、
季節の山菜や、特製の蕎麦羊かんなど
華やかに並ぶ「こびりセット」1200円と
幻の蕎麦の原種といわれる“こそば”を使った手打ちそばと
地元の棚田の米を使った素朴な押し寿司の
大滝セット1200円。
知らなかった~~~、こんな所があるなんて。
温泉付きで宿泊もできるそうです♪
4月の再オープン前の準備期間、
忙しい時にご丁重なおもてなし、ありがとうございました。
歩いて一時間という裏の“大滝”までは
雪があって行けなかったけれど
今度は是非、大滝に行ってから、お蕎麦と温泉を楽しませていただきたい。
さてさて、この後は
もう一軒、蕎麦の美味しいところを案内してくださるという
至れり尽くせりの企画です。
「近道が土砂崩れで通れないので、遠回りになってしまします」
多少の田舎道では驚かないワタシも
いやはや、凄い道のりでした。
車がやっと一台通れる幅の、窓の下は崖。
両脇にはまだまだ残る雪の壁、みんな息をつめ、
ドライバーの一挙一動を凝視しつつ
しゃべらなくっていいからね、
運転に集中してね、
のオーラ全開で
登ったり下りたり、曲がりくねった道を、車に揺られて40分。
ぽつんと崖に立つ、古い建物には
「“温泉”と“蕎麦”深山の里」の看板が。
今日はまだ営業前ということで
手作りおかきとお漬物で、ご担当の阿部さんと座談会。
完全予約制で出すお蕎麦は、
齢80を超えるおばあちゃんの手打ちだそうな。
マイクロバスが通るには、道路の整備が必要ということで
無事開通したあかつきの女将会は、こちらで。
というわけで、あちらこちらの蕗の薹や
ひっそり咲く梅の花、
まだまだ固い蕾を抱く山桜の木。
里の春の気配を堪能させていただき、
奥が深いぞ、妙高!
これからの春の楽しみを頂いた一日・デ・アール。