ワタクシ事ですが、
入院してきました、2週間ほど。
いや、そのこと自体は結果論で、無事退院して元気ですのでご安心ください♪
入院中、なんだか入れ替わり立ち代り、同室の方が替わり
思いがけずに多くの方とお話ができて、楽しかったのですが
考えさせらることが沢山ありました。
中でも、温泉のこと。
ウチが温泉旅館だというと、
看護士さん含め、皆様口をそろえて
「いいですね~~、行きたいなぁ、温泉。随分行ってないな――」
と、おっしゃる。
いつから日本人にとって、温泉って遠いものになってしまったのだろう。
温泉って、一番身近な娯楽だったはずではないのかしら。
いつも女将会で話すのは、
「地泉地消」、地元の方に、地元の温泉を使っていただきたい、
妙高をご存じない方に、この地の魅力を感じて楽しんでいただきたい、
という想いです。
昨今、予約はインターネットが主流になってきました。
でも、希望・条件を入れて出てきた宿から選ぶ、
というのに、ちょっと待った、をかけたい。
いいな、行きたいな、と思う宿があったら
まず、電話をして、ご自身の思っていることを
お話ししてみてはいかがでしょう。
ネットに出すと不都合があるけど(部屋数や、日程などの関係から)
きっと、宿の方は一生懸命聞いて、
なるべくご希望に沿うように、相談に乗ってくれるはず。
少なくとも、新潟県の女将さんたちは、みんな懐が深いです。
一人旅だけど、とか、食事の量のことだとか、
お部屋とお風呂の距離のことだか、
チェックインの時間や、周りの観光施設の状況、ご予算まで、
もしかしたら、ネットでははじかれてしまう宿でも、大丈夫かもしれませんよ。
そして、そのお宿がダメでも、他のお宿を紹介してくれるかもしれません。
まずはお声をかけてみてはいかがでしょう。
どうぞ、多くの皆様が、日本の誇る温泉を、
新潟の心優しいお宿を、もっともっとお楽しみいただけますよう
積もってきた雪を眺めながら、想うワタシ・デ・アール。