5人いる、わが人生の師のおひと方、
Y氏の還暦祝いに、弾丸東京。
新幹線の中、大宮あたりで豪雨におののき、
目黒の夜、喧騒の会場をも揺るがす雷雨にしびれ、
翌朝、新潟での女将会に向かう新幹線では
真っ黒な雲を横殴りの雨、
そして、無事新潟についてみれば
会議後、帰る時間の
列車不通の知らせにビビり、
(泊めてくれる宿は、おかげさまでいっぱいあれど)
何やら祟られ感の強い行程でしたが
気が付けば、一粒の雨にも当たらず
一歩会場を出れば、どこでも雨はやんでいた。
朝三時半、ほの明るい東京で、
友人と歩く道は、雨の匂いが濃く残り
酔いを醒ます、ほど良い気温。
20年ぶりにあった仲間たちと過ごした時間は
あまりに濃厚で、濃密で、
歩道に響く、50を過ぎた自分たちの足音を聞きながら
なんだか、あれからずっと幸せだったな、と
長い夢を見ていたような、不思議な感覚。
今朝目覚めてから、穏やかに戻る日常の時間。
妙高の霧を肌にまとい、
今日も元気に、丁寧に。