子供たちが小さかったころ、
秋になると、必ず読んだ
お気に入りの絵本があった。
「あめのひ きのこは・・・」という絵本で
きのこがどんどん大きくなる様子が
表情豊かな動物たちを通して描かれている。
この季節、あちらこちらに生えているキノコをみると
きょうだい二人、並んでしゃがみこみ
呪文のように
「あめのひ きのこは」
と言って顔を見合わせ、
おおきくなるんだよ~、と笑っていた。
今朝、駐車場の脇に見つけた茶色のカサ。
ヤブタケ、といって、お味噌汁や煮物にする
秋ナスとの相性抜群の、とても美味しいきのこ。
笊を持って採っていたら
しゃがんでいた子供たちの背中が思い出されて、つい口づさむ。
あめのひきのこは・・・