新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

松林桂月展 開催中

赤倉温泉開湯200年記念

『松林桂月展』

9月25日まで、当館にて開催中

10時から16時

見学料 無料

 

かつてこの赤倉温泉には数多くの文人・画人が滞在され、

この風光明媚な素晴らしい大自然の中で思う存分創作活動をされました。

尾崎紅葉、田山花袋、与謝野晶子が多く取り上げられておりますが、

文人画家と呼ばれた松林桂月が、この赤倉に、五秀山房と名を冠した山荘を構え、

多くの作品を制作したことは、あまり周知されておりません。 

img_1262  

桂月は大正9年から昭和24年の間、この山荘を維持、使用しており、

現在も赤倉には、桂月が揮毫した三社権現の扁額、赤倉詩碑、

そして足湯公園には感恩の碑などが残っております。

img_1263

これはほかの温泉地には無い財産であり、

温泉と歩んだ赤倉の200年の歴史そのものであります。

近年、あちらこちらで温泉が掘り出され、珍しくもなくなってしまった感がありますが、

赤倉の温泉は、それらの温泉とは一線を帰す昔からの天然・自然の恵みであり、

そここそが著名な文人・画人が愛したそのものであるのではないでしょうか。

img_1264

未だ、赤倉内の旅館には松林桂月が五秀山房で画いた作品が数多くあり、

大切に保管されております。

img_1265

開湯200周年のこの機会に、昔日の赤倉温泉に想いを馳せ、

この赤倉をこよなく愛した画家松林桂月を顕彰し、

多くの皆様にこの著名な画家と赤倉の結びつきを知らしめ、

昔の赤倉を懐かしむのではなく、ここの住む私たちもこの事実を見直し、

今後の赤倉温泉の発展に結び付けていきたいと願います。

 

秋のひと時、是非お出かけくださいませ。

 

 

2016年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930