40年以上、真夏の頃の一週間を除いて
毎日かかすことなく焚いてきた暖炉が
ファサードの部分欠落、耐熱煉瓦の破損等、
とうとう限界になりまして
修理をいたすことになりました。
灰がすべて取り除かれ、剥き身になった暖炉の
あまりの姿に、皆絶句。
よくぞ、ここまで働いてくれた。
職人さんの手で、
丁寧に補修。
昔のレンガだから、今のものとはサイズが合わず
随分手間暇をかけられて、ひとつひとつ重ねこんでいきます。
1週間の治療を終えて
無事、修復終了。
前面の煤汚れが気になるなぁ、とぼやいたら、
「これが暖炉の味です」と職人さん。
そうね、これが暖炉の年輪ね、と、そのままに。
冬将軍を待ちわびる今日この頃、
暖炉の薪は、暖かく燃えています。