ワタシは、あっちこっちに、いろんなモノを持っている。
ワタシの畑(しかも各種)、
ワタシの漬物置き場、
ワタシのりんご畑。
で、ここは、ワタシの葡萄畑。
姫川原地区にある、葡萄の名産地にあるU野さんち。
鳥坂葡萄、という、とてつもなく美味しいものが出来る地だが
‘葡萄農家’というものは存在しない。
家族で代々裏庭にある葡萄畑を守り、
ホンの短い期間だけ、自宅の前で売りに出される。
気をつけていないと、あっという間に収穫時季が過ぎてしまうので
夏がそろそろ終わるかな、という頃に
「葡萄、採れだしたらおしえてね」と、脅しの電話を入れえておく。
今年も「そろそろいいよ」の電話を待って
車を飛ばしてやって来た。
店(というか、小屋)中が、葡萄の甘い香りでむせかえる。
4kgね、おまけに1kgいれといたよ、
と、商売っ気のない言葉に
ありがとーーー!
U野のお父さんがやってきて、
「これ、遊びで作ったったんだ、食べてみない。」と
差し出してくれたのは、直径4cmもある大粒の葡萄。
竜王、という名前の葡萄で、売り物ではないという。
これがまた、甘さが蜜のよう。
帰りの車の中の、甘い香りに酔いながら
今年も美味しくいただけることに、感謝するワタシ・デ・アール。