「庭にまだ食べごろ、ありましたよ」
と、嬉しそうなのは板さんの声。
手にしているは“みょうがたけ”。
これは茗荷の親、
時季になれば、大きく伸びたコレの根本から
皆様ご存知の“茗荷”が生えてくる。
でも、ワレワレが喜んで食べるのはこちら。
味噌漬けと共に刻んだのは「やたら」といって
ご飯によし、酒の共によし、の一品だし、
天麩羅にしても美味しい。
あっという間に、大きく硬く育ってしまうので、
食べごろが難しいのだけが玉にキズ。
本来はもう時季が過ぎているから、
見つけたい板さんの喜びもひとしお。
さあーて、これから先、玄関と門をウロウロしているのは
みょうが狙い、となる季節、
夏も本番、
素麺に、冷やしうどんに大活躍でございます。