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若女将のアボカド通信

アーカイブ:2015年7月

Morryの子

暑い日と寒い日が交互にやってくるし、

から梅雨かと思えば、どか雨は降るし、

夕焼けがやけにキレイだったりすると

地球はダウジョウーブかしら、と不安になるけれど、

いつもの池に、いつもの子を見つけ、

ああ、まだ、ダイジョーブ、と、思ったりする。

ウチのMorryの子供たちは、

今日も元気にぴちぴち泳いでます。

 

 

 

初収穫

玄関脇のブラックベリー、

白い可憐な花が終わり、紅くなった実が

黒く熟し、

本日、めでたく、初収穫。

硬くて大きい種が気になるので

ウチではジャムにはいたしません。

蜂蜜につけると、せっかくの香りが負けてしまう気がして

今回はシンプルにお砂糖に漬けてみます。

 

さてさて、なにに化けるかは、あとのお楽しみ、

とりあえずは、せっせせっせと摘みましょう。

目ざとい鳥、蟻、隣近所の子供たち、

が、目下の競争相手です。

 

 

 

 

雪中貯蔵・純米吟醸 『鮎』

先日、鮎正宗酒造さんの蔵に伺ったとき、

仕込み中だった“雪中貯蔵”純米吟醸『鮎』。

 

そろそろ出来た?

と、シャチョーに電話したら

「遅いよ~、もうないよ~~」との返事。

がっかりしていたところへ

「見つけたよ!届けてあげるから待ってて!」と

なんとも嬉しいご連絡。

そして、やっと手に入れたのがコチラ。

涼やかな瓶に、躍る鮎の字が、夏の川を想わせる。

 

さあて、

いつ、どこで、誰と、飲もうかな、

と、算段している顔は、誰にも見せられません。

 

 

 

みょうがたけ

「庭にまだ食べごろ、ありましたよ」

と、嬉しそうなのは板さんの声。

手にしているは“みょうがたけ”。

 

これは茗荷の親、

時季になれば、大きく伸びたコレの根本から

皆様ご存知の“茗荷”が生えてくる。

 

でも、ワレワレが喜んで食べるのはこちら。

味噌漬けと共に刻んだのは「やたら」といって

ご飯によし、酒の共によし、の一品だし、

天麩羅にしても美味しい。

あっという間に、大きく硬く育ってしまうので、

食べごろが難しいのだけが玉にキズ。

本来はもう時季が過ぎているから、

見つけたい板さんの喜びもひとしお。

 

さあーて、これから先、玄関と門をウロウロしているのは

みょうが狙い、となる季節、

夏も本番、

素麺に、冷やしうどんに大活躍でございます。

 

 

 

 

新潟に笹団子有り

先ほど届いた小包の送り主を見て、

ダッシュで鋏を取りに行き、びったりくっついているガムテープを

剥がすのさえもどかしく、最後にはふたをちぎり取り、

箱を開けた瞬間に立ちのぼる笹の葉の香り。

新潟に、笹団子は数あれど、

T井さんちのおばちゃんが作るこれは天下一品。

丁寧に、一つひとつくくられて

このラッピングは世界に誇れるニッポンの技だと思います。

 

笹の葉を剥くあいだも立ちのぼる香りが

この団子の真髄です。

 

そして驚くべきは、この中身。

そう、

あんこ、ばかりではないのです!

ごぼう入りの胡桃味噌、

だったり、

きんぴらごぼうだったりするのです。

 

始めていただいたときは、ビックリした私の顔をみて

おばちゃんたちが大笑いしてたけど、

こんなの、知らなかった。

 

さっくりした草餅と絶妙なマッチング、

これぞ米どころ新潟の笹団子、

是非見つけたらお試しあれ~。

 

 

 

 

夏は餡子

K谷さまが来るのを待つのか、

はたまた、

K谷さんの持ってこられるお土産を待つのか、

もはや、わからぬ境地・・・・

 

夏の暑い日、

熱いほうじ茶と頂くべきは、

やはり餡子でございましょう。

 

目黒は秋刀魚が旨いときくが

揚げ物もたいそう旨いものでござる。

 

大好物ばかりを、いらっしゃるたびに連打され、

お出迎えの時点でにまにましているワタシ・デ・アール。

 

 

 

 

甘い誘惑

Eっちゃんから、ずっしりとした箱が届いた。

中身は

今年初物、ブルーベリー。

 

初摘みだから、たっぷりと大きくて、甘い。

どれどれ、と、食べ始めると、もう止まらない。

玄関で食べている脇を、選挙カーが通り過ぎていった。

 

今日も暑くなりそうです、

熱中症にはご用心。

今日も元気に、丁寧に。

 

 

 

 

ブタの恩返し

ワタクシごとですが、ウチのブタムスメは

大学入学時から、ずーっと同じデザイン事務所でアルバイトをさせていただいている。

今でこそ、少しは人間らしくなったけれど、

お世話になったばかりの頃は、右も左も、前も後ろもわからぬ

しょーもないコドモだったであろうに、

親代わり、彼氏代わり、家庭教師代わり、を三年間してくださった皆様が

お初の御来館。

本人は日本にいないので、チチであるシャチョーがご接待、

という名目で、ただの飲み会に・・・・。

 

わいの、わいの、と嬉しい宴会。

ハハであるワタシは、ともすると涙腺が緩むので

ちょっと脇に下がって、陰からご接待。

 

元気な顔が見れて、本当によかったI井さん、

すっかりお母さんになったN山さん、

皆さんをお連れして下さり、本当にありがとうございました。

ブタムスメが無事戻ったころに

もう一度、いらしてください!

精一杯のご恩返しさせますからね!!

 

 

 

 

 

雨降りに

肌寒い、そぼ降る雨の中、

大鹿村の竹田商店の女将さんが

合羽と長靴の完全武装、しかも、スコップ持参でやってきた。

この前欲しいって行ってた“シラン”の苗、持ってきたわね。

昨日来た時、庭の下見してったから、植えるところも目星をつけてある。

あーー、大丈夫大丈夫、

手伝わんくてもいいわ、ほおっておいてくんない。

 

・・・・・・お任せします・・・・・

心がほっこり、

皆様のおかげでうちのお庭まで綺麗になります。

 

根付くように、雨よ降れ降れ、とゲンキンに願う、ワタシ・デ・アール。

 

 

 

宵のお散歩、蛍に会いに

普段、夕食後に出かけることなど、会議以外めったに無いシャチョーが

珍しく玄関に向かうので、声をかけると

「裏に蛍が出ているらしいから、見に行く」という。

 

あわてて上着を引っ掛けてついて行ってみれば

うっすら霧も出ていて、路地は心細いほどほの暗く

今年新調した朱いのぼりが揺れている。

ほんとかなぁ、と、とぼとぼ歩いていくと

お稲荷さんに登る階段も見えない闇。

 

「どこにいるの」と声をかけると、境内の中ほどに進んでいる様子。

どう?と、声をかけながら行くと

目の前はまるで幻想の中。

 

小川に沿って、光が浮遊している。

人口の光とは全く違う、緩やかな点滅が

足元から、目の高さまで、いや、ひとつふたつはもっと高く。

その数、ゆうに100以上、

手を伸ばせば、その指先をかすめ、光が飛んでいる。

 

声をだせば、消えてしまいそうな淡い光に

感嘆の声も飲み込み、しばし、佇む。

 

いろいろな条件が重なってのことなので

いつも見られるとは限らないけれど、

宵のお散歩、蛍に会いに、

どうぞ、皆さま、お出かけになってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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