新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

自慢の葡萄

残念ながら妙高は、あんまり果物豊かなところではありません。

 

桃やリンゴは長野から、

梨やすいかは下越から、

洋ナシは中越、苺は上越、と

あちらこちちらから頂いておりまして

夏のブルーベリーのみ地元のものです。

 

が、

しかし、

この季節、これだけは、というのが

この“鳥坂ぶどう”です。

え、聞いたことがない?

そうなんです、旧新井・鳥坂地区で栽培されているものの

現在出荷数はほぼ無し、

自分で作って、自分で食べる、という

小規模な栽培農家がかろうじて数軒あるのみ。

 

これが、旨い!

ひと房あるだけで、あたり一面漂う甘酸っぱい香り、

果肉は実離れがよく、口に含むと

最初は「うっ」となるくらいの酸っぱさで

あとからくる圧倒的な甘さが至福の極み。

 

毎年この時期になると軽トラに乗り

軒先で売ってるこの葡萄求め、旧新井地区をさまよっていたけれど

去年偶然、裏に葡萄棚を見つけて、

飛び込みで頼み込んで、やっと分けてもらったおうちが一軒。

まだかな?

そろそろかな?

もういいかな?と略奪時期を窺っていたところ

「今年のが出来たよ」と、持って来てくださった。

 

持つべきものは

飽くことのない食い意地と

優しい農家のおばさん友。

 

飛びつかんばかりに歓待申し上げ

早速頂いた葡萄の、それはそれは美味しいこと。

 

この時期、ここだけのお楽しみ、

今はナイアガラ、このあとスチユーベン種が出ます、

見つけられる幸運ためしにお出かけになりませんか?

 

 

 

 

 

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