朝、板前がいそいそと
大きなハッポウスチロールの箱を運んできた。
中身は、もちろん
「根曲がり竹」
どこに行って来たのやら、二人とも両腕は擦り傷だらけ、
おでこまで陽に焼けて、山賊の名もほしいまま。
竹の子の皮を剥くのはムツカシイ。
ワタシなんかが剥くと、見事に穂先がちょん切れて
美味しいところがごみになる。
さすがの腕さばきで、あっというまに剥いていく。
今日のお客様は、採れたの竹の子汁をたーっぷりとご堪能いただけます。
竹の子の季節もあともう少し、
どうぞ召し上がりそこねぬよう、ダッシュでいらして下さいませ。