2月の半ばから、突如ロビーにお目見えしたコブタちゃん。
「みんな、コーヒーがいつでも飲めればって言ってるよ、
カウンターの中のコーヒーマシーンを出してみれば?」と
言ってくださったお客様がいらっしゃって、
Piggy’s cafe が急遽オープンしました。
無料より、ワンコインの方がいたずらもされないよ、
との声もあり、売れるかなぁ、と半信半疑で置いていたのだが、
本日、シーズン終わりに際して、開けてみた
じゃらじゃらと、一円玉まで出てきたのはご愛嬌、
総売上は、6139円。
あぁ、こんなにニーズがあったんだ、と
目からウロコがはがれました。
お客様の声の大切さを思い知った一件です。
Thank you Cian for your voice,
you will get free coffee from us whole your life!
We hope you are having good time in the SNOW in somewhere on the earth
and will be looking forward to see you again!!
オーストラリアから航空便が届いた。
送り主はウィリアムさん。
先月12泊してくださったこの方は
いつもいつもとびっきりの笑顔で、スタッフから「にこにこサン」と呼ばれて
ちょっと困ったことなんかがあっても、
彼女に会うとみんなが笑顔になり、館内を明るくしてくれたお美人さん。
その彼女からのエアメール、
開けてみたら、
包まれていたものは、
西オーストラリアの野生の花々、と書かれたパッケージ。
彼女の、飾らないけれど、眩しいばかりの笑顔のようなコースター。
こんな素敵なプレゼントで、また、私を幸せにしてくれたMs,Happy,
Thank you again for making us so Happy.
We are looking foward to see you and your friends someday again.
京都のDさまは、いつもこの時季、
美味しいお菓子とともにやって来て
まだ、雪におおわれている赤倉で
冬に倦んでる私たちに、
春を最初に届けてくださる。
今年、いただいたお菓子は
笹屋伊織の、
「さくら」。
あっさりとした餡に、さくらが香り
すっかりと心は、春。
久しぶりにお茶道具を出して、
お抹茶をいただく気分にさせて頂きました。
今日も元気に、丁寧に。
夕方、町を歩くと、まるで外国にいるようだ、というくらい
今季の赤倉には海外からのお客様がたくさんいらして下さいました。
多い時は日本人は2割しかいない、なんてこともあり、
ウチのスタッフも、英語にどきどきしながらも、
身振り手振りでコミニュケーションを図る姿を目にすることもしばしば。
いまでは見なれた、そんな光景も、外国人が珍しかった10数年前、
ひとりの男性からかかってきた予約の電話。
20名様くらいのグループだとのことで
夜中のご到着を迎えてみれば、日本在住のガイジンサマご一行でした。
当時も(今も)英語をしゃべれるのはワタシだけなので
彼らが何かを言うたびに、全館放送で呼び出される始末。
あたふたしながらも無事ご滞在いただき、トモダチノトモダチからの予約もあり
その後もずーーっとお付き合いは続いています。
しかしながら、転勤といえば海外をさす彼らですから、
あいつはあそこ、こいつは今度はあそこ、と
あちらこちらに散らばりながらも
SNSで、絶やさず連絡をくれます。
今回来てくれたMさんも、そんな一人。
男友達とくる彼の横に、かわいらしい女の子が混じってきて
そのうち2人でくるようになり、結婚、そして急に決まった転勤先はテキサス。
一年に一度はここに帰ってくるよ、と、笑顔で出発。
出会いと別れは縄目のようで、
昔ほど“今生の別れ”ではなくなったけれど
見送ったあとは、ほろりとします。
世界は狭くなったけれど、やっぱり遠いよね。
でも、いつもいつも心の中にある『香嶽楼』でありたいと
Mの大きく振っていた手を見て思ったのでした。
Have a nice trip back to Texas,Matt.
I am looking foward to see you again!