今回5泊なさったTortnelaさんは
チャーミングな奥様と、
ちょっとコワモテだけど、シャイな旦那様。
お帰りのときに手渡してくださったのが
「KOTHON」というラベルの、きれいなボトルの
なんと、オリーブオイル!
奥様のご兄弟がつくってらっしゃるというそれは
ひとつひとつ手摘みして、大切に搾り、
ボトルのデザインもご自身でなさったそうです。
お皿にいれると、とろーりとして
ピリッとスパイシーな香りが口中に広がり
「果実を搾った」という感じの逸品です。
こんな家族への愛がつまっているお土産って
本当に素敵。
さあ、今夜は美味しいワインをあけて
Tortonella familyに乾杯しよう。
ウチの娘の中学卒業は48人の仲間と一緒でした。
小さな町の、小さな保育園、
赤いとんがり帽子の小学校、
2つの小学校がひとつになって、やっと2クラス出来た中学校をでて、
高校はみんな離れたけれど、
クラスメートと言うには近すぎて、
幼馴染というより、ほんとうに「仲間」というのがしっくりする
そんな48人が、みんなで夢見たのは
一人の男の子のオリンピック出場でした。
仲間から、レルと呼ばれる子が、
たくさんの大会を経て、一歩一歩夢に近づいていくのを
みんなで見つめ、励まし続けた14年間。
そして、ソチに向けて旅立ってからは
散らばった仲間をSNSで集め、
プレッシャーにならないように気を使いながらもメッセージを送り
夜中に一人一人がテレビの前で、心の底から応援していたと思います。
大変な時代に生きていて、夢を見られない世代と呼ばれる子達の
全員でみた夢が叶ったことに、
レルの銅メダルと同じメダルを、みんなにあげたい。
夢は叶う、と、いうことを、
どうぞ、信じて生きてください、
わたしも、あなたも。
信州中野に行って来た。
高速道路で20分、インターで降りてから5分、
目指す先は、畑の真ん中に立つ、巨大なハウス。
妙高と違い、雪はないけれど切るように冷たい風に身をすくませて
走りこんだところは
お花畑。
いえいえ、よーく見てください、
花の合間に見え隠れするのは
いちご!
そう、ここは信州にあるいちご農家です。
ところどころに赤い実が見える畑の中で
作り手の丸山文子さんが、熱く語ってくれたのは
水栽培ではなくて、土に植えた土耕にこだわっていること、
苗の中も温水を通して、いちごを凍えないようにしていること、
そして、この小さい青い実が、大きく赤いいちごになるまで、約40日もかかること。
ゆっくり、じっくり熟すいちごは、糖度も高く、実もしっかりした極上品になるそうです。
形が悪いいちごのほうが、赤くなるのに時間を要するので
お味はとっても良くなる、というお話も、
なんだか自分と重なって、うんうん、と、頷くことしきり。
2万5千株のいちごが、赤く色付いたところを
見られるのは来月、
なんでここに行ったのか、というのは
またのお話しです。