新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

足音

きこえる、

 

きこえる、

 

遠くから、

 

近づいてくる、

 

小さな足音が

確かにきこえる。

朝、起きぬけの台所の水たまり、

昼過ぎの、ひそやかな日陰の隅、

逢魔が時の杉木立の薄闇、

ときおり強くなる夜の風、

ふと、止まる時間に

意識の外から入り込んでくる、小さな足音。

 

それを“秋”とよぶのは、早すぎるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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