昨年一泊だけした婦人科病棟で、こんな会話を聞いた。
「温泉、行きたいねぇ」
「うーん、でもこの頭じゃねぇ」
「貸切風呂、あるじゃん」
「そうなんだけどさ、
人間不思議だね、前は貸切風呂って憧れてたんだけど
こんな病気してからは、でっかいお風呂にザブーンと入りたいんだよね」。
その人たちは、放射線治療をしていた。
その後、乳がんの手術をしたかたと話す機会があった。
「温泉入りたいけど、周りがびっくりするのがいやで」
「隠せばいいじゃん」
「湯船に入るときが大変なんだよ、あとはいいんだけどさ」。
私たちにできること、
あるんじゃないかと思った。
どんなこと、してあったら嬉しい?
ゆっくり入れる?
聞いてみたら意外にできそうなことがいくつもあった。
チェックイン前の入浴、
空いてる時間のご案内、
タオルの追加無料貸し出し、
また、只今、湯船に入るときの専用ガーゼタオルをお作りしていまして
そちらはお持ちなまま、入浴できるようになっております。
来月には出来上がると思いますので
また、ご報告いたします。
だから、
温泉、入りに来て下さい。
Let’s think pink together.