こちらでは、
「野沢菜を洗うこと」を「お菜洗い」と言います。
そう、
他の菜っ葉を洗うときは言いません。
“野沢菜”を洗うのが「お菜洗い」なのです。
で、
素敵に晴れわたった日、香嶽楼のお菜洗いです。
今年は野沢菜の出来が悪いと、ちまたの噂。
でも、3度も霜に当たって、柔らかそうな菜っ葉が届きました。
温泉で洗うことにより、より甘みが増し、美味しい野沢菜漬けになるといいます。
洗う人、運ぶ人、漬ける人、の3チームに分かれて、
寒い中、それぞれひたむきに業務をこなします。
この寒さ・この湯気・この止まらぬおしゃべりが
美味しい野沢菜の大切なスパイス。
1週間もすれば、樽の蓋が開きます、
楽しみにしていてくださいね!