村山美枝子、ミドルネームはanko,
この季節のお楽しみは
そう、
水羊羹♪
間借りしていた事務所のあった南青山の、通称・骨董通りに
柳が一本、涼やかに揺れている、「菊屋」という和菓子屋があった。
桜の青葉がある、ほんの短い時季だけ店頭に並ぶ
水羊羹が待ち遠しくて、出始めからおしまいの日まで
毎日ひとつ、買い求めては、デスクがパテーションで
仕切られているのをいいことに、1人ニマニマと頬張っていた。
久しぶりに頂いたそれは
中身は変わらぬ
当時そのままのお味。
ああ、このサイズは罪作り、
約四つ分くらいを、食べきってしまう・・・・
老舗が守るのは、単なる“味”だけではなく
美味しく召し上がっていただきたい、という
“こころ”だと、姿勢を正していただきました。
今日も、元気に、丁寧に。