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若女将のアボカド通信

アーカイブ:2012年6月3日

恩返し・その2

板さーーん、竹の子、アタマ落としてー。

アライちゃーん、大きい鍋用意してー。

あ、米屋さんにでんわ電話。

「スイマセン、ヌカ、くださーい。

え、

どれだけって・・・

ん~~~っと、竹の子10本分!

そうそう、ボールに一杯くらい。」

宮原さーーん、米屋さん行ってきてーー。

蓋はどこーー?

あっ、竹の子、浮いてきちゃった。

板さん板さん、どうするのーー?

え、金串?

あーーー、穴開けるのか、

そうすると浮かないのね。

あ、私、出かけなきゃいけないから、火見ておいてね。

 

 

で、

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無事茹で上がり。

 

「だれだよ~、玄関に置いておいたの」

「若より先に持ってこなきゃダメですよ」

「あー、こんなにヌカ、まき散らしてる」

「鍋のまわりもひどいですよー」

「茹で上がったら見つかる前に剥いちゃっておけよ」

 

チューボーでのひそひそ話なんぞ、お見通しのワタシで・アール。

 

 

 

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