雨の気配もしないのに、
大きな声が聞こえてくる。
そう、
うちのMorry、無事ご帰還。
でも、やっぱり姿は見えない。
かすかに水面が揺れるのは、風?
それとも、
先日からシャチョーが何回か買ってきている50円金魚?
いえいえ、やっぱりMorryでしょう。
緑が色濃くなってくる高原の、梅雨の季節ももう間近。
板さーーん、竹の子、アタマ落としてー。
アライちゃーん、大きい鍋用意してー。
あ、米屋さんにでんわ電話。
「スイマセン、ヌカ、くださーい。
え、
どれだけって・・・
ん~~~っと、竹の子10本分!
そうそう、ボールに一杯くらい。」
宮原さーーん、米屋さん行ってきてーー。
蓋はどこーー?
あっ、竹の子、浮いてきちゃった。
板さん板さん、どうするのーー?
え、金串?
あーーー、穴開けるのか、
そうすると浮かないのね。
あ、私、出かけなきゃいけないから、火見ておいてね。
で、
「だれだよ~、玄関に置いておいたの」
「若より先に持ってこなきゃダメですよ」
「あー、こんなにヌカ、まき散らしてる」
「鍋のまわりもひどいですよー」
「茹で上がったら見つかる前に剥いちゃっておけよ」
チューボーでのひそひそ話なんぞ、お見通しのワタシで・アール。