春といえば、
の、
『どら焼き』。
あ、
すいません、すいません、
わかってます、
そうです、一年中です。
かわいいウサギの包装に、ぴっちりと詰まっていて
取り出すのに気を使うほど。
ふっくら・もっちりとした皮を割れば
粒ぞろいの小豆が、ほら、このとおり、
あっさりとした中に、存在感のある、薫り高い餡。
そう、
ムラヤマミエコ、ミドルネームはanko.
にんまり、美味しく、いただきましょう。
外は強い南風、桜の蕾もふくらむでしょう。
今日も朝からお茶が旨い。
東京では桜が満開、
が
ここ赤倉は、いまだ玄関先に2m越えの雪。
石碑や植木も雪囲いに覆われ、硬い雪の下。
でもね、はら、みてごらん、
そこにも、
ここにも、
ちゃーんと春が、やって来た。
しっかり蕾んだちびっこも
少しほころんだお姉さんも、
まだ少し冷たいけれど、確かに春の香りをふくんだ
優しい風に吹かれ、にっこりと微笑んでいる。
ほろ苦い、まさしく春の味がする、
赤倉の蕗ノ塔のお料理を
お召し上がりいただける準備が出来ました。
板前が、いそいそ包みを持ってきた。
開けてみれば
大根。
実家のある中ノ俣村の、畑の雪の下からとってきた
通称「雪下大根」。
パリッパリしていて、それはそれは瑞々しく
生で齧れば冬の大地の味がする。
コレを下ろして、シラスをまぜれば
熱燗のおとものできあがり。
いえ、
御朝食のおともでも、もちろんよろしゅうございます。
いま、ここでしか召し上がれない美味しいもの、
どうぞ、春の雪景色とともに、御堪能くださいませ。
知る人ぞ知る“松が峰の桜”。
高田城址公園の桜が終わりかけた頃、
あちらこちらからカメラを抱えた方々が集う。
お目当ては、妙高山の雪を従え、池の水面にうつる、楚々とした桜。
これからしばらくの期間、花便りをお送りいたしましょう。
今は未だ雪の中。
蕾も見えません。
でも、木々の枝は、伸びやかに腕を広げ
春の息吹を感じます。
今は雪の壁のこの道が、桜ロードになるまでは
もう少し、お日様の笑顔が必要のようです。