雪がものすごい勢いできえていく。
そして、そのキワから、追いかけっこするように
蕗の塔が顔をだす。
山でも同じことが起こっていて、
それをウチの山賊、もとい、板前たちが、採ってくる。
(ほこりや排気ガス、農薬等がかからない、山のものしか使わないノダ)
アタマと茎に分けて、かたや蕗味噌、かたや甘辛煮、と
変幻自在。
蕗の香りが当たり一面にただよい、
春の喜びに頬が緩み、甘い風に心が躍る。
今日も、元気に、丁寧に。