ニッポンのドライフルーツ・干し柿。
大鹿村のおばちゃんたちは、冬の前の一仕事として
膨大な数の柿を剥き、そして、干す。
冷たい風に晒され、傾く西日に照らされ、
日に日に甘みをまし、白い粉をふき、出来上がったものは
自然の甘みとは思えぬくらい、まるで、蜜のよう。
「ほら、これで今年は最後だよ」と、手のひらに乗せられたそれは
おばちゃんたちの、しわだらけだけど、ぽったりとした手と
同じ日なたの香りがした。
見渡す限りの雪原。
いいえ、
ちゃーんと、春の妖精が訪れています。
ほら、
こんなにたくさんの仲間をつれて。
いもり池は、水芭蕉の見ごろを迎えました。
まだ、風は少し冷たいので、ショールなどをお持ちいただき、
是非、ゆっくりと池の周りをお散歩してください。
あなたの心が軽くなって、いろんな思いが空へとんで行きますように。
雪がものすごい勢いできえていく。
そして、そのキワから、追いかけっこするように
蕗の塔が顔をだす。
山でも同じことが起こっていて、
それをウチの山賊、もとい、板前たちが、採ってくる。
(ほこりや排気ガス、農薬等がかからない、山のものしか使わないノダ)
アタマと茎に分けて、かたや蕗味噌、かたや甘辛煮、と
変幻自在。
蕗の香りが当たり一面にただよい、
春の喜びに頬が緩み、甘い風に心が躍る。
今日も、元気に、丁寧に。
常々思っていることだが、
どんなにおなかがいっぱいの時でも
パンと、コーヒーの香りは人を幸せにしてくれる。
朝一番で届いた段ボール箱から、幸せがあふれだしていた。
いまのようなパンブームのはるか以前から、
粉に愛情こめてパン作りをしていた“PAIN de CONA”の
だーい好きなカンパーニュ♪の詰め合わせ
を
素敵なメッセージとともに、いただきます。
これから御到着のお客様を
とびっきりの笑顔でお迎えできますように。
暖かいなぁ~、
と、思っていたら
あっという間の、
満開。
今までにないような残雪と桜の饗宴で、
遠く見える山々は、まだたっぷりと雪を湛(たた)え、
桜色とのコントラストがそれは見事。
ウチにお越しの際は、すこーし遠回りなさっても
是非、お立ち寄りになってからどうぞ♪
行ってきました、
高田の夜桜!
先日の強風にも負けず、満開。
従業員の笑顔も、満開。
白どら焼き笑顔、
金魚すくい笑顔。
これでたっぷり充電して、
怒涛のゴールデンウイーク、突入!
砂の丘
と、書いて『砂丘』ならば
さしずめ、これは
『雪丘』。
コレをじっと眺めていると
一体自分がどこにいるのか、一瞬わからなくなる
不思議な浮遊感。
朝7時、
山からの、風はまだ、頬に冷たい。
昨日までの雨も止み
今日は晴天。
松が峰の桜の、ご機嫌伺いに出かけてみたら
まだまだ白一色の、池のほとり。
それでも、
少しづつだけど、ふくらんでいる。
長い眠りから目覚めて、いまはまだ寝ぼけまなこの木々に
ほらほら、もうおきる季節が来たよ、と
ささやくように、南風が吹いていった。
シャチョーの友人の写真家・市川勝弘氏からとどいた
FUKUSIMA
と名づけられた、一冊の写真集。
地震・原発とは全く関係のない意志で
1998年から撮り始められた写真は
穏やかな農村の、今はなき『日常』を写し出している。
朝霧のなか、美しくたたずむ稲の穂、
農家の勝手口に置かれたギンガムチェックの傘、
夕日が明るく照らす、納屋におかれたリヤカー、
すべて、今は無くなってしまった
そして、かつては、確かにそこにあった『日常』。
ロビーにおいてあります、
どうぞ、ご覧になってください。
そして、それぞれの日常を
いとおしんで下さる機会になれば幸いです。
いちご
が
トロ箱いっぱい
きた!!!
箱を開けた、玄関先じゅう、甘酸っぱい香りでいっぱい。
一粒、口にほうりこめば、思わず目を見張るほど味が濃い。
なんにしよう、なんにしよう、
と、言いながらも
苺をつまむ手は止まらず
気が付けば人差し指が赤く染まる。
あす、あさっては、ウチの館内、いちごの香りでおもてなしです。