新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アーカイブ:2012年4月

干し柿

ニッポンのドライフルーツ・干し柿。

大鹿村のおばちゃんたちは、冬の前の一仕事として

膨大な数の柿を剥き、そして、干す。

 

冷たい風に晒され、傾く西日に照らされ、

日に日に甘みをまし、白い粉をふき、出来上がったものは

自然の甘みとは思えぬくらい、まるで、蜜のよう。

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「ほら、これで今年は最後だよ」と、手のひらに乗せられたそれは

おばちゃんたちの、しわだらけだけど、ぽったりとした手と

同じ日なたの香りがした。

 

 

春の妖精

見渡す限りの雪原。

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いいえ、

ちゃーんと、春の妖精が訪れています。

 

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ほら、

こんなにたくさんの仲間をつれて。

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いもり池は、水芭蕉の見ごろを迎えました。

まだ、風は少し冷たいので、ショールなどをお持ちいただき、

是非、ゆっくりと池の周りをお散歩してください。

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あなたの心が軽くなって、いろんな思いが空へとんで行きますように。

雪の下から蕗の塔

雪がものすごい勢いできえていく。

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そして、そのキワから、追いかけっこするように

蕗の塔が顔をだす。

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山でも同じことが起こっていて、

それをウチの山賊、もとい、板前たちが、採ってくる。

(ほこりや排気ガス、農薬等がかからない、山のものしか使わないノダ)

 

アタマと茎に分けて、かたや蕗味噌、かたや甘辛煮、と

変幻自在。

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蕗の香りが当たり一面にただよい、

春の喜びに頬が緩み、甘い風に心が躍る。

 

今日も、元気に、丁寧に。

幸せな香り

常々思っていることだが、

どんなにおなかがいっぱいの時でも

パンと、コーヒーの香りは人を幸せにしてくれる。

 

朝一番で届いた段ボール箱から、幸せがあふれだしていた。

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いまのようなパンブームのはるか以前から、

粉に愛情こめてパン作りをしていた“PAIN de CONA”の

 

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だーい好きなカンパーニュ♪の詰め合わせ

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素敵なメッセージとともに、いただきます。

 

これから御到着のお客様を

とびっきりの笑顔でお迎えできますように。

 

松が峰・桜便り Ⅲ

暖かいなぁ~、

と、思っていたら

あっという間の、

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満開。

 

今までにないような残雪と桜の饗宴で、

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遠く見える山々は、まだたっぷりと雪を湛(たた)え、

桜色とのコントラストがそれは見事。

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ウチにお越しの際は、すこーし遠回りなさっても

是非、お立ち寄りになってからどうぞ♪

高田の夜桜

行ってきました、

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高田の夜桜!

 

先日の強風にも負けず、満開。

従業員の笑顔も、満開。

 

白どら焼き笑顔、

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金魚すくい笑顔。

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これでたっぷり充電して、

怒涛のゴールデンウイーク、突入!

雪丘

砂の丘

と、書いて『砂丘』ならば

さしずめ、これは

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『雪丘』。

 

コレをじっと眺めていると

一体自分がどこにいるのか、一瞬わからなくなる

不思議な浮遊感。

 

朝7時、

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山からの、風はまだ、頬に冷たい。

 

松が峰・桜便り Ⅱ

昨日までの雨も止み

今日は晴天。

松が峰の桜の、ご機嫌伺いに出かけてみたら

まだまだ白一色の、池のほとり。

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それでも、

ほら、

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少しづつだけど、ふくらんでいる。

 

長い眠りから目覚めて、いまはまだ寝ぼけまなこの木々に

ほらほら、もうおきる季節が来たよ、と

ささやくように、南風が吹いていった。

『日常』

シャチョーの友人の写真家・市川勝弘氏からとどいた

FUKUSIMA

と名づけられた、一冊の写真集。

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地震・原発とは全く関係のない意志で

1998年から撮り始められた写真は

穏やかな農村の、今はなき『日常』を写し出している。

 

朝霧のなか、美しくたたずむ稲の穂、

農家の勝手口に置かれたギンガムチェックの傘、

夕日が明るく照らす、納屋におかれたリヤカー、

すべて、今は無くなってしまった

そして、かつては、確かにそこにあった『日常』。

 

ロビーにおいてあります、

どうぞ、ご覧になってください。

そして、それぞれの日常を

いとおしんで下さる機会になれば幸いです。

 

It’s a strawberry day

いちご

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トロ箱いっぱい

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きた!!!

 

箱を開けた、玄関先じゅう、甘酸っぱい香りでいっぱい。

一粒、口にほうりこめば、思わず目を見張るほど味が濃い。

なんにしよう、なんにしよう、

と、言いながらも

苺をつまむ手は止まらず

気が付けば人差し指が赤く染まる。

 

あす、あさっては、ウチの館内、いちごの香りでおもてなしです。

 

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