今日は朝から曇っていたのが、
お昼頃から雪にかわった。
それでも、2月のころの荒々しい降りではなく、
細かいのが、静かに降っている様は
少し早いかもしれないけれど、「なごり雪」と、呼んでしまいたい。
あんなに大変な思いをしたのに、”なごリ”雪と呼ばせてしまう何かが
この雪にはあるのでしょうか。
空を見上げると、「もう少しのお付き合い」と、いっているかのように
優しく頬を撫でていった。
じっと耳をかたむければ、遠くから、かすかに足音が聞こえる。