キケン、キケン、
この野沢菜は、とっても危険!
ウチの賄い師・A井ちゃんの作る「野沢菜炒め」は、危険極まりない。
常連さんに、
「他はなーんにもいらない。コレさえあれば!」
と、いわしめて、酒のツマミによし、ご飯のおともによし。
しかし、これが食べだしたら止まらない、危険な野沢菜炒めです。
「あ~ん、もう一膳ごはんくださーい!」と、涙の懇願を何度きいたか、
「う~~、もう一本、つけてくれ。」の、痛恨の訴えを、何度きいたことでしょう。
ふふふ、
あなたも、香嶽楼の野沢菜の罠に、かかってみませんか。
最後の樽に手をつけて、そろそろ半分きたところ、
次の週当たりが運の分かれ目。
お着きになったらまずはリーチをかけておいたほうが無難ですよ~。
ウチでお出ししている甘酒は、地酒の酒粕を使っております。
君の井・鮎正宗・千代の光の、各酒蔵から分けていただいているのですが
本日は、上越は柿崎にある代々菊酒蔵さんの『吟田川』(チビタガワ)のもの。
と、いうのも
ウチの女将は、米どころ頸城村出身。
そこにある『坂口記念館』館長・宮嶌さんが
たっぷーーーり送ってくださって、その香りのいいこと、この上なし。
また、坂口謹一郎先生のお孫さんの坂口先生が、
以前、避暑がてら、当館にひと月も滞在されたご縁もあり
今日からしばらく、当館はこれでいきますので
いつもとチガウお味をお楽しみ下さいませ。
ここ数年お付き合いのある、インバウンド専門旅行社の
イクシムトラベル・H瀬さんは、野沢温泉駐在です。
本日お客様をピックアップにウチに来る、と、言うので
早速お願い♪
「マンジュウ」
「ミセハドコノヲ?」
「モチロンフキヤ」
で、
にこにこゲット。
もちもち&こしあんで、とっても好み。
でも、彼いわく
「坂屋さんの前の店のも評判いいですよ」。
言わなくてもいいことを・・・。
「じゃあ今度はそっちね、いつ来る?」。
このH瀬さん、見かけはチャラオだけど、とても真面目で熱い青年です。
野沢に行かれたらオフィスに寄って見てください、
とっても美味しい珈琲がありますよ~。
「山の上で食べるタマネギは、そりゃーうまいんだよ」
は?
「スキー担いでさ、雪山登るだろ」、
なんで?
「新雪、滑るためさぁ」、
はぁー、
「でな、ナップサックにビールとタマネギ入れてくんだよ」、
おにぎりとかは?
「いや、たかが2時間くらいだからさ、それは要らないんだよ」
んで?
「うえ、のぼった時にさ、食うタマネギがさ、もんのすごく旨いんだよ」
うまいって、生のタマネギ齧るの?
「そう、生。」
辛くないの?
「甘いんだよ、焼き芋みたいにほくほくしてさ」、
!!!
へえーーーーー!?!!
昨夜、第二の家族、お隣のSおチャンが来てのお話です。
赤倉では有名なスキーヤーの彼は、若い頃、忙しい合間を縫っては
新雪を滑ることを無上の喜びとする仲間達と、こんな楽しみ方をしていたそうです。
先輩から代々伝わるタマネギ齧り、最初はおそるおそる口にしたそうですが
その美味しさに感動さえ覚えたといいます。
今は昔、40年も前のお話ですが
晴れわたった青空の下、編み上げブーツとカンダハーのスキーで
雪煙あげながら、滑降していく彼らの姿が目にうかびます。
そういえば、リフトの下を滑っていく姿に憧れたなぁ~、
久しぶりに、ゲレンデに出たくなりました。
どなたか、
ワタシヲスキーニツレテッテ。
この春のお題目は『上越産のえちご姫』。
え、
何の話かって?
決まってるじゃないですか、
”女将のスイーツ・宿かふぇ”2012年・春バージョンですとも!
で、
早速撮影会です。
持ち寄った各女将お手製のスイーツの、それは美味しそうなこと!
ババロア、ムース、ジュレ、パイそして白玉有りで
いつのまにかワタシは、スプーンとフォークを握り締めていましたさ。
上越の「あるるん畑」さんからの苺も、ぴっかぴかで
お部屋の中は、甘酸っぱい香りでいっぱい。
えぇ、いただきましたトモ、全種類♪
詳しくはお写真とともに後日御紹介いたしますが
4月から再開の宿かふぇです。
是非皆様、温泉とスイーツをお楽しみに、お出かけ下さいませ。