地下のロビーに図書室をつくって数年経つが、
正直、書籍が減っていくことが気になっていた。
もちろんそれは覚悟の上でつくった場所だが、
自身で気に入って購入し、、お客様に喜んでいただくことはもちろん、
いつか読み返すことを楽しみにていたものだから
あぁ、あの本、無くなったな・・・と心寂しく思う日々がつづくと
図書室を作ったことを後悔するときもあったのも事実。
ところが、今日の朝、郵便やさんが配達してきてくれた包みを開けると、
『前略
十月にそちらの温泉に宿泊したものです
本棚より本を借りたまま帰ってきてしまいました
遅くなりましたが元に返します
ありがとうございました 』
世の中、捨てたもんじゃない。
今日の午後は、久しぶりに本の整理しよう、と、
背中にホカロンをぺったり貼った。
1Q84 BOOK2が、いつか手元に戻ってくるのも夢じゃないかもしれない。