来館暦すでにん十年のSさまのお土産は
決まって、東京三田の老舗菓子店『大阪屋』
の”君時雨”。
お持ちの箱は2つ。
ひとつはワタシ、
もう一つは大女将。
その昔、頂いた君時雨を、ぜーーーんぶ食べられ、
大喧嘩して以来、箱は2つ。
おなじお菓子がおなじ数、
ひとつはワタシ、
もう一つは大女将。
あぁ、悲しむべきは女の食い意地。
こちらの君時雨、口の中でほろりとくずれ、
卵の黄身の優しさがのこる極上のお味。
抹茶というより、煎茶がほしくなるお菓子です。
天高く、馬肥ゆる秋・・・・・・・・・・・・・・・・・
高い空を見上げ、ため息つきながら頬ばるワタシでアール。