嵐のように来て、嵐のように去っていったポニョ’s。
甲高い子供の歓声は夏の音楽。
去った後の静寂はなんとも言えず、夏の終わりを感じさせる。
で、
去った後、ワタシの手元には“親の愛”。
京都満月の
阿闍梨餅。
ぷっくらとふくらんでいるのは比叡山の僧がかぶる網代笠の形。
中は丹波大納言小豆。
米粉が入っている生地はもっち~りしていて
餡はあくまであっさりと、豆の味わいを大切に。
この皮は美味しい♪♪♪
米粉のモチモチ感が、出すぎず、控えすぎず、
絶妙な食感。
今、妙高市でも米粉使用を推進しているけれど、
やっぱり、米粉を使うって言うのは、そんなに簡単じゃないと思う。
研究して、試行錯誤を繰り返し、完成させた貫禄の味。
う~む、
と、うなりながら、ひとつ・ふたつ、
ワタシの胃袋に消えていくのでアール。
帰り際に3にんで声をそろえ、
「こんどはふゆくるね!」、
うっ・・・・と、一瞬ことばに詰まったら、
消え入りそうな声で「だめ・・・?」。
思わず
「もちろんいいよ、待ってるよ!」。
自分で地獄の蓋を開けた瞬間であった。