館内に漂うあま~い香りの正体は
これ、
大人の手のひらより一回りも大きいホウノキの花。
それはそれは高い木で、
しかも上のほうしか花をつけません。
ですから、木自体を見つけても、なかなか花まで手が届かないのですが、
そこはうちの”チーム山賊”、
崖の下から生えているのを狙っておいて、
ちょうど花の時期に取りに行くのです。
採っても食材にはなりませんが、一年に一度、
ほんの短い期間に花開く、その瞬間放つ芳香に魅せられて
「そろそろ、朴の花が咲く頃ね」の女将の一言で
いそいそ山に入るのです。
今日も雨、
この香りで梅雨入りを知るわれら赤倉住民でございます。